1.事業の特徴

経営コンサルタント、人事コンサルタント、ITコンサルタント、
様々な部門で活躍されるコンサルタントという職業。
専門性が重視される業種柄、個人もしくは数名程度の小規模で事業を行っているケースが多く、
売上規模は数十万円~数千万円とその規模も様々です。
また、本業の知識や経験を活かしコンサルタント業務を副業的に行っている方も多くいるのが特徴です。
法人化の目安を弊所では売上1,035万円とお伝えしています。

3.コンサルタントが抑えておくべき5つのポイント

●売上管理については案件ごとにエクセルや請求書管理ツール(MFクラウド請求書)などを用いて、
受注日、完成日、入金日、などしっかりと管理しましょう。
税務調査を受けた際にも売上項目は必ず確認されますので注意が必要です。
なお、
期中は入金ベースで計上し期末に未入金額の売掛金計上を行う形でも問題ないでしょう。
コンサルティング期間が期末日をまたぎ数か月に及ぶ際には各月毎の期間按分が必要なので注意しましょう。

●自己研鑽のための支出が多いことが特徴です。
外部セミナーや教育機関への参加は「教育研修費」の項目を用いて計上しましょう

●外部での打ち合わせや作業をすることも多い業種です。
カフェでもMTGは会議費、同業者とのお食事は接待交際費、で処理しましょう

●事務所を構えず自宅で作業を行うケースも多く、
自宅家賃やネット回線などの経費計上の網羅性に注意しましょう。
自宅家のオフィスとしている際には水道光熱費やネット回線の費用計上も可能です。

●毎年、利益が変動しやすく、経費項目が少ないのが特徴です。
小規模共済(個人事業主)、経営セーフティ共済(法人株式会社)等を用いた節税を早めに検討するとともに、
法人の場合には役員報酬額についても注意して検討する様にしましょう。

2.使用すべき厳選12科目

勘定科目はあまり多くなりすぎると管理が大変であるとともに解り辛くなります。
細かい費目は気にせずにまずは下記のみ使ってみましょう。

・売上高:取引先からの入金額で

・外注費:外注先への支払額

・雑給:アルバイトやパートさんへの支払額

・消耗品費:PCの購入やアマゾンでの購入物、本や雑誌を含めてしまいましょう。

・旅費交通費:電車賃、タクシー代、ガソリン代、コインパーキングやレンタカーについても含めてしまいましょう。

・通信費:切手、電話代、ゆうパックやバイク便についても含めてしまいましょう。

・会議費:スターバック、タリーズコーヒー、メンバーとのランチMTG費用についてもこちらに含めます。

・接待交際費:クライアント様との会食を始め高額な飲食代はこちらに区分します。

・教育研修費:外部セミナーや教育研修機関への参加費用はこちらに含めます。

・地代家賃:自宅家賃の事業利用分やシェアオフィスの利用料などはこちらに含めます。

・水道光熱費:電気代、ガス代、水道代になります。

・支払手数料:銀行での各種手数料や事務手数料を含めます。

・雑損失:上記いずれにも区分できないものはこちらに計上しましょう。

 

 

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