日本株、「割安のワナ」脱却の兆し 焦点は本丸ROE
https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20240129&ng=DGKKZO78028250Y4A120C2ENG000
●これまで海外投資家から、価値を生まない経営を容認する日本と見られていたが、現状は変化の兆候が近々の日本株上昇につながっている。
●経営者が株主と真摯に議論を重ねる風潮がここ10年で定着してきた。
●ただ最近の株高の理由の一部は、円安による輸出企業の業績改善。基本的に円安は日本全体にとっては憂慮すべき問題。
●PBR1倍未満の会社がまだまだ多い。東証プライム市場の4割の企業がなおPBRが1倍を下回る。
●バフェット氏が70年間の指針にしてきたとする古典「証券分析」(ベンジャミン・グレアムら著)には長期にわたって株価が清算価値を下回っている状態についての記述に「マーケットが間違っているか、事業を継続させている経営陣が間違っているか――のどちらかなのである」とあるそうだが、参考になる。