中小賃上げ、価格転嫁促す 総裁選再選へ「官製」色濃く 首相「デフレ脱却へ正念場」
https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20240314&ng=DGKKZO79224830T10C24A3PD0000
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- 今朝の朝刊は賃上げ報道が多く出ていた。
- 大手は軒並み5%超の賃上げで妥結。製造業の8割は労働組合要求を満額回答したようだ。
- これから中小企業が同様な賃上げを実施できるかが今後の日本経済を占う、とともに岸田政権の再選にも直接影響する。
- 日本も中小企業に所属する人々が多く、これらの人々に対し適切な賃上げがされなければ、インフレの負の影響だけを受けることになり、政権への信頼度はますます低下する。
- 中小企業は内部留保が限定的な企業が多いと思われ、賃上げの原資は価格転嫁になる。
- 大企業向けの売上依存が大きい企業は、大企業が値上げを受け入れるかがポイントであり、昨日、岸田首相自ら労使の代表に強く賃上げを要請。一方、公正取引委員会を使い、日産自動車を下請法違反で再発防止勧告を行うなどスケープゴード作戦にも出ており、必死の様相。
- 首相再選がきっかけの中小企業の賃上げ支援行動にうつるところが気持ちが悪いが、とにかく中小企業の継続的な賃上げは、今後の日本経済にとって非常に重要。