世界の緩和マネー、圧縮途上 ピークの8割    FRBは「量的」減速へ NY株・日経平均最高値
https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20240322&ng=DGKKZO79431080S4A320C2MM8000
ブラックロック会長、日本株なお上昇余地 米株「バブルではない」
https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20240322&ng=DGKKZO79430010S4A320C2EA2000
  • 昨日は、日米ともに株価が史上最高値を更新した。
  • 米国は以前景況が腰折れしておらず強い経済指標が出ていること、また日本は150円を超える円安による企業業績の改善期待があることなどが理由と思われる。
  • このように、日米ともに経済の「質」が、堅調な株価上昇の一因であることは間違いないが、一方でここ数年で増加した緩和によるマネーの「量」も見逃せない。
  • 主要中銀の金融政策は20年からのコロナ禍に対応した大規模な金融緩和と22年の高インフレに対応する金融引き締めを経て正常化を模索する期間に入ったが、「コロナ禍後」の姿はまだ見通せておらず、依然、緩和マネーが世界の株式市場に向かっているのが実態。
  • 世界最大の資産運用会社、米ブラックロック会長は昨日、日本株について楽観的なコメントを発表した。ポイントは以下。
   ①日本経済は企業や家計が前向きに動き出しており、経済を取り巻く雰囲気が希望へと大きく転換しつつある
   ②新NISA導入により、貯蓄から投資へマネーが向かっている
   ③加えて海外投資家の視点では、ドル建てで日本株を見ると決して割高とはいえない
  • それにしても株価は、年明け以降予想し難いスピードで上昇していると感じる(投資は自己責任で!)