円急騰、160円台から一転 一時154円台、市場に介入観測
https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20240430&ng=DGKKZO80360730Q4A430C2MM8000
  • 為替相場が昨日来、さらに日本経済の注目点になっている。
  • 対ドルで一時1ドル=160円台を付けた後、1ドル=154円台まで上昇。
  • 160円台をつけた理由は、先日の日銀植田総裁の発言を受けたことなどにより、日米の金利差縮小が遠のくとの見方から円安・ドル高の流れが一段と強まったことによる。
  • しかし昨日、午後に入ると一気に154円台まで円高が進行。市場では政府が円買い為替介入に踏み切ったのではないかとの観測が出ている。財務省の担当官はノーコメントを通している。
  • 市場では今後も円安傾向は続くとの見方が多い。日米の金利差や日本の貿易赤字など、これまで円安をもたらしてきたファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)は変わらないためだ。