女性の起業に「ガラスの壁」 育休給付金は対象外、理解欠くVC
https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20240514&ng=DGKKZO80618730T10C24A5TL5000
  • ドル円は155円近辺、日経平均株価は39,400円程度で、どちらも昨日は大きな変動はなかった。
  • 朝刊で主に気になった記事は以下。
  ・ドル円が不安定で好業績にもかかわらず2024年度を懸念しトヨタなどの株価が軟調
・大和証券グループがあおぞら銀行を買収(持分法化)
・データセンターを日本国内に拡充しないと国際競争に劣後するが、大量の電力が必要。その電力供給を賄うため
には脱炭素電源の加速的な導入が必要
・不平等との意見がある配偶者年金(第3号被保険者制度)廃止の議論
・ファミマなどのコンビニが下着だけではなく、ボトムズなどの衣料品事業を拡大、ユニクロに対抗
・NISA(成長投資枠)が日本株の下値をしっかり支えている
・投機筋の円売り越しが急減(円高要因)
  • 日常の流れ関連の記事ではないが、タイトルにある記事が目を引いたので少し要約。
  • 女性はユーザー目線で顧客ニーズを開拓し事業化することに長けているが、いざ起業しようとすると、VC(ベンチャーキャピタル)が女性起業家への出資に逡巡し資金集めに苦慮する、加えて起業すると育児休業給付金が経営者ということで受け取ることができない など、女性の起業への障害は多いよう。
  • 欧米では、女性による起業の資金調達は全体調達額の20%以上を占めているが、日本ではたった2%。これはVC幹部(意思決定者)の女性比率が、欧米では15%程度に比べ日本では7%と低いことに起因していることもあるよう。
  • 配偶者年金(第3号被保険者制度)廃止の議論と関連して、よく考えなければならない日本特有の現象と感じる。