世界企業の業績足踏み 1~3月6%減益、中国景気減速 鉄鋼・化学振るわず
https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20240523&ng=DGKKZO80867610T20C24A5MM8000
海外マネー、日本株を厳選 買いには「ストーリー」不足
https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20240523&ng=DGKKZO80859340S4A520C2EN8000
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海外マネー、日本株を厳選 買いには「ストーリー」不足
https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20240523&ng=DGKKZO80859340S4A520C2EN8000
- 今朝の1面トップは、世界企業の業績が踊り場に差し掛かっているという記事。
- 日米欧中などの上場企業約2万4600社(時価総額ベースで世界全体の9割超)の業績を集計したところ、。2024年1~3月期の純利益は前年同期に比べ6%減と3四半期ぶりに減益に転じたそうだ。
- 生成AI(人工知能)ブームを背景に米テック大手や半導体は好調を維持しているが、中国の景気減速の影響が大きく、4~6月の業績も伸び悩む可能性もあるそうだ。
- 「足元で欧州や中国の経済指標に改善の兆しもある一方、米景気では一部消費の減速もある。世界全体では4~6月の業績も大きな改善を見込めない」との見方もある。
- このような世界経済の低調が予想されるなかで、日本株には個別の懸念があるようだ。
- この1年、東証によるPBR1倍以下企業への是正勧告などにより、自社株買いや政策保有株売却宣言などにより日本株全体は大きく上昇した。
- しかし外国人投資家には、上記の財務改質改善施策の公表は官主導の側面が強く、日本独特の「横並び思想」により一気に推進されたとも認識されているようだ。
- 一方、日本企業全体は未だ「本質的な成長戦略」を探し当てておらず、表面的・一過性的な財務体質の改善に留まっており、世界全体で見ると競争力に見劣りがすると感じ始めているとも考えられる。
- 米国投資家バフェト氏の日本株買いの号砲により日本株ブームが到来したが、世界景気の停滞懸念と相まって、そろそろ「買えば上がる」という「お花畑」思考の日本株への見方の見直しが必要な時かもしれない。(投資は自己責任で!)