東証プライム、時価総額初の1000兆円    けん引役、製造・金融に拡大 日経平均も最高値4万913円
https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20240705&ng=DGKKZO81873760V00C24A7MM8000
海外勢、日本株買い越し 6週ぶり、円下落で割安感
https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20240705&ng=DGKKZO81868870U4A700C2EN8000
  • 東京株式市場で4日、4万0913円65銭で終え、史上最高値を3カ月ぶりに更新
  • グローバル企業が多い東証プライム市場の時価総額は初の1000兆円に到達。
  • 半導体主導だった3月までと異なり、円安を追い風に収益力を高める製造業や、脱デフレによる金利上昇がプラスになる金融などにけん引役が広がっている。
  • 日本の企業統治改革を評価し海外投資家の日本株買いが再び始まった。
  • ただ実体経済とマネー経済に乖離(かいり)が生じている。東証プライム時価総額は名目GDPを上回る勢いで増加。その差は約1.7倍に開き、約2倍の米国に迫る。
  • 経済成長の果実は個人に十分に行き渡っていない。円安を背景にした物価高で実質賃金はマイナスが続き、GDPの半分以上を占める個人消費の足かせとなっている。
  • 「さらなる株高には、名目だけでなく実質の成長率を高める政策が必要になる」と指摘するアナリストもいる。