世界株回復にブレーキ 景気不安が再燃 日経平均1600円安 原油、欧米で年初来安値
https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20240905&ng=DGKKZO83250040V00C24A9EA2000
【コメント】
  • 大勢が8月の暴落後、すぐに戻したこともあり、今後は緩やかなピッチで順調に株価は回復していくと見ていた矢先の再暴落。
  • 各種指標からすると、世界全体で景気悪化懸念が内在しているよう。
  • 投資家は、米国大統領選挙など各種のイベントはあるが、実態経済の動向にキチンと目を向けるべき。
【記事概要】
  • 8月急落からの回復局面にあった日米欧株に急ブレーキがかかった。米国株の大幅安の流れを受けて始まった4日の東京株式市場で、日経平均株価は歴代5番目の下げ幅を記録した。
  • 4日の日経平均の終値は前日比1638円(4.2%)安の3万7047円。今年だけをとっても、8月5日(4451円安)、8月2日(2216円安)に次ぐ3番目の下げ幅となった。
  • 9月3日には米ダウ工業株30種平均が1.5%安、ナスダック総合株価指数が3.3%安、8月前半の急落局面から回復してきた世界株に冷や水を浴びせる格好。
  • 日米同時株安のきっかけは、3日公表した8月の製造業景況感指数だ。米国は47.2と市場予想を下回り、5カ月連続で好不況の目安となる50を下回った
  • 日本株の下げが米国株より大きいのは景気減速懸念が米国以外でも同時進行している可能性があるからだ。8月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は米国のほか、ドイツやフランス、オランダ、日本でも50を下回った。
  • 「米国で9月に0.5%利下げをしなければならないほど景気悪化が懸念されれば日経平均は3万4000~3万5000円程度まで下がる可能性がある」とのコメントあり。