チャットGPT、感情読み取る音声AI 反応速度「人間並み」 なりすまし対策が急務
https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20240926&ng=DGKKZO83686180V20C24A9EA1000
https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20240926&ng=DGKKZO83686180V20C24A9EA1000
【コメント】
- 明日は自民党総裁選挙で、朝刊はその予想記事が多い。
- そのような中で改めて目を引いたのが、「Chat GPT」の進化。
- 「Alexa(アレクサ)」や「Siri(シリ)」に比較して格段に滑らかな会話が可能になったようだ。
- ここ数年加速度的な進化を遂げており、一般社会に当たり前のように定着する日は近い。
【記事概要】
- オープンAIは24日、人工知能(AI)と人間同士のように自然な会話ができる音声機能の一般提供を始めた。
- 対話型AIの「Chat(チャット)GPT」に新たな音声機能「アドバンスト・ボイス・モード」を加えた。
- 従来のチャットGPTとの最大の違いは応答の速さだ。3~5秒かかっていた人の呼びかけへの反応時間を平均0.3秒に縮めた。不自然な間がなくなり、AIとのやりとりが人と話す際と同じように円滑になった。
- 日本語や韓国語など50を超える言語に対応する。
- スピーカーやスマートフォンを介して使う「音声AIアシスタント」としては、米アマゾン・ドット・コムの「Alexa(アレクサ)」や米アップルの「Siri(シリ)」が普及しているが、アレクサやシリは人の呼びかけに応答するまで数秒の間が空くケースが多い。音楽をかけたり単語の意味を調べたりと、個別の指示に応えることはできても、会話の文脈を把握する能力は欠いていた。
- ビジネスの現場で活用が期待されるのが、消費者の問い合わせに受け答えするコールセンターだ。マニュアルに沿ってこなす反復作業の場合、事前に業務内容を教えておけばAIが人間を代替できる。
- 消費者向けでは生成AIの新たな用途開拓も進む。AIが人間の悩みや相談に応える「AIコンパニオン」だ。AIを使ったウェブサービスの有力企業50社のうち、8社がこのサービスを手がける。
- 人間そっくりの音声を操るAIの普及は、他人へのなりすましなど悪用のリスクも社会に突きつけている。
- 音声AIを使って著名な俳優や歌手の声が模倣されれば、クリエーターらの権利を侵害する恐れもある。
- 子どもなど社会的に弱い立場にある人を保護する手立ても欠かせない。音声AIとの交流が増えると、発育過程で社会性の形成などに影響する可能性もある。