米、グーグル分割要求 「クローム」売却で検索独占是正 生成AI学習に制限
https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20241122&ng=DGKKZO84965700S4A121C2MM8000
エヌビディア9割増収 AI半導体好調 8~10月、純利益2倍
https://www.nikkei.com/paper/related-article/?R_FLG=1&b=20241122&be=NDSKDBDGKKZO8494[…]2980R21C24A1EA1000&ng=DGKKZO84941060R21C24A1MM0000&ue=DEA1000
【コメント】
  • 昨夜から今朝にかけ、Googleの独占禁止法違反とエヌビディアの決算が話題になっている。その内容は報道通りですが、この二社の話題が世界中を席巻している。
  • 世界経済は、やはり「AI」「米国」がキーワードで、日本の影は薄い感じが拭えないことが残念、、、。最近は従来にも増して日本は米国の顔色を気にしなければならなくなっていると感じます。
【記事概要】
  • 米司法省は20日、米グーグルの検索サービスの独占を解消するため、ウェブの閲覧ソフト(ブラウザー)「クローム」の売却命令を含む是正案を裁判所に提出した。生成AI(人工知能)のデータ利用にも制限を求めた。事業を分割し、競争を促進する狙い。訴訟の行方次第では巨大テック企業を軸にしたデジタル産業の競争環境が変わる。
  • 米首都ワシントンの連邦地裁は8月、グーグルの検索サービスが反トラスト法(独占禁止法)に違反しているとする一審判決を出した。
  • 司法省の是正案はグーグルの事業構造全体の見直しを求めた。世界シェアは検索で9割、ブラウザーで7割、スマートフォンの基本ソフト(OS)「アンドロイド」で7割を握る。検索を入り口に顧客とデータを複合的なサービスで囲い込んでいくビジネスモデルを問題視した。
  • 米国が巨大企業の分割・解体を求めるのは1984年の通信大手AT&T、2000年のマイクロソフト以来となる。マイクロソフトの「ウィンドウズ」の独禁訴訟では地裁が事業分割命令に至ったものの、控訴審で差し戻しとなり、和解に終わった経緯がある。
  • 米半導体大手エヌビディアが20日発表した2024年8~10月期決算は売上高が前年同期と比べ94%増の350億8200万ドル(約5兆4500億円)、純利益は約2倍の193億900万ドルだった。主力の人工知能(AI)半導体が好調を維持した。売上高、利益とも市場予想を上回り、四半期ベースで過去最高を更新した。
  • 決算発表を受け、米株式市場の20日の時間外取引でエヌビディア株は一時、同日終値比5%安の138ドル台まで下落する場面があった。業績は市場予想を上回ったものの、一部の市場関係者の高い期待を満たせなかったほか、決算発表を終えたことで利益を確定する売りも出たようだ。