首相訪米、1泊3日の強行軍 トランプ氏との信頼構築優先
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA04DT10U5A200C2000000/
石破首相「対米投資1兆ドル」 トランプ氏「日本守る」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA07EG70X00C25A2000000/
トランプ氏、USスチール問題「買収でなく投資で合意」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN07E4N0X00C25A2000000/
【コメント】
  • 今朝は石破首相の訪米記事が多数掲載されています。
  • 記事を読んでの第一印象は「石破首相は意外に上手くやった」です。
  • トランプ大統領も日本には一定の敬意を表し、USステール問題には一定の譲歩を示した感があります。また石破首相を大統領執務室にまで招き入れる演出はなかなかのものと感じます。
  • 石破首相も、これまでの対米投資の実績やこれまで決まっている防衛費の増額と民間企業が計画している対米投資額などを強調し、改めてトランプ大統領に理解を求める努力を行いました。
  • 石破首相は1泊3日の強行軍でこのタイミングで訪米を実施しましたが、今のところ総合的に見て良かったと感じます。
【記事概要】
  • 石破茂首相は6日午後(日本時間7日午前)、政府専用機で米首都ワシントンに到着した。国会日程に配慮した1泊3日の強行軍で、7日にトランプ米大統領との初の首脳会談に臨む。まずは首脳間で信頼関係を構築し、中国を念頭に日米同盟の価値を再確認することに主眼を置く。
  • 予定外の共同記者会見、トランプ氏が首相に興味か
  • 「トランプ対策」を入念に準備
  • トランプ氏の想定外の発言に懸念
  • トランプ氏へ「信頼できるパートナー」示せるか
  • 1泊3日の強行軍、国会日程に配慮
  • 首相は日本の対米投資を1兆㌦(150兆円)まで引き上げると表明した。日本の対米直接投資残高は2023年時点で8000億ドル(120兆円)ほどある。19年以降、5年連続で世界トップを維持している。
  • トランプ氏は日本製鉄による米鉄鋼大手USスチールの買収計画にも触れた。「彼ら(日本製鉄)は買収ではなく、多額の投資をすることで合意した」と強調した。買収に対しては「心象的に良くない」とも発言した。
  • 日本が27年度までに防衛費を国内総生産(GDP)比で2%に高めていく目標を米国が歓迎すると記した。
  • 首相とトランプ氏が会うのは初めて。少人数会談はホワイトハウスの大統領執務室で30分程度開いた。トランプ氏は冒頭に「石破首相は尊敬される方で日本の方から愛されている。執務室に迎えられて大変名誉だ」とたたえた。