大谷・山本が開く「ドジャース王朝」 「二刀流」復活、伝説残す/禁じ手「連投」監督も驚嘆https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20251104&ng=DGKKZO92353580T01C25A1UU8000
【コメント】
  • 日曜日の午前中、日本人のかなりの方もテレビに釘付けになっていたのではないでしょうか?
  • 終始ブルージェイズがリードしていて、ドジャーズの敗戦が濃厚になっていた9回に追いつき、延長11回に逆転勝利となりました。
  • 9回裏にサヨナラのピンチを招いた際、山本が連日の登板で凌ぎました。かなり危ないヒット性の当たりがありましたが、ドジャーズ外野手の素晴らしいプレーで救われた感があります。
  • 私は特に野球ファンではなく日本のプロ野球は見ませんが、なぜか日本人3人が所属するドジャーズの試合だけは気になります。このような日本人は意外と多いのではないでしょうか?
  • 大谷の年棒は約100億円、山本は約40億円です。ドジャーズの他の投手の年棒も高く、やはり野球は投手がキーなのでしょうか。投手の身体への負担は高く、それを考えると山本の連投は驚愕です。
【記事概要】
  • 米大リーグの頂点を決めるワールドシリーズ(WS)はドジャースがブルージェイズを下し、2年連続9度目の優勝を果たして幕を閉じた。1998~2000年に3連覇したヤンキース以来となるWS連覇は、最優秀選手(MVP)に選ばれた山本由伸、2季ぶりに投打「二刀流」に復帰した大谷翔平ら、先発投手陣の奮闘なくして語れない。
  • 3勝3敗で迎えた1日の最終第7戦。ロバーツ監督は先発の大谷を含め、グラスノー、スネル、山本とポストシーズン(PS)で先発ローテーションを担ってきた全員をマウンドへ送った。「このチームには全員に『出たい』という気持ちがある。私の仕事はそのタイミングを見極めること」。指揮官は執念の采配について語る。
  • メジャー屈指のスター軍団の中でも、とりわけ威容を誇ったのが先発陣。昨年までの山本、グラスノー、カーショーに加え、今季はサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)2度の左腕スネルと、佐々木朗希が新たに加入した。シーズン前半には大谷、シーハンがともに右肘手術から復帰し、ライバルもうらやむ豪華布陣になった。
  • シーズンを通して順風だったわけではない。AP通信によると、負傷者リスト入りは合計2585日で3年連続で最多だった。先発陣もスネルとグラスノーが途中離脱し、開幕から先発で投げ続けたのは山本だけだ。それでもPSまでに故障者が復帰し、エース格が4人そろう強力な先発ローテを構築。対照的に救援陣は不安を露呈したが、入団1年目の佐々木や37歳のカーショー、シーハンをブルペンに回すことで補った。
  • 復帰直後は短いイニングで試運転を続けた大谷は、リーグ優勝決定シリーズ第4戦では術後最多の100球を投げられるまで回復した。「各投手が10月に最高の状態になるように、復帰のタイミングと強度を慎重に設計した」とフリードマン編成本部長。PSを見据えた起用ができたのも、分厚い戦力があってこそだ。
  • ワールドシリーズ第4戦に先発した大谷。負け投手になったが、前日は9連続出塁するなど投打でチームをけん引した=共同
  • 実力者ぞろいの中でも、山本の働きは群を抜いていた。メジャー1年目の昨季は右肩のけがもあって7勝にとどまったが、今季は先発の軸としてシーズンを皆勤。チーム最多の12勝(8敗)、防御率2.49をマークしてエースの座を確かなものにした。
  • WSは語り継がれる活躍だった。初戦で大敗した後の第2戦は敵地でPS2戦連続の完投勝利。2勝3敗と追い込まれた第6戦でも6回1失点で勝利投手となると、極め付きは第7戦だ。分業制が進んだ現代野球では禁じ手ともいえる連投で九回途中からマウンドに上がり、サヨナラ負けの窮地を2度切り抜けて歓喜の輪の中心となった。
  • 登板を直訴した山本に「『正気か?』と思った」とロバーツ監督は言う。なりふり構わぬ采配ができたのも、ひとえに山本の力によるところが大きい。延長十八回までもつれた第3戦でも中1日で登板に備えた姿は、チームメートを鼓舞した。
  • ワールドシリーズ第7戦の九回途中から登板し、力投する山本。ワールドシリーズ3勝でMVPに輝いた=共同
  • 山本は「19歳の時は試合で投げると、そこから10日間くらい投げられなかった。こういう試合で投げられるように何年も練習してきた」と語る。存在感はチームをけん引してきた大谷とも肩を並べたと言っていい。その大谷もPSで1試合3本塁打&10奪三振、9連続出塁と新たな伝説を残した。
  • 直近6年間で3度目の「世界一」となったドジャースには、米メディアで「Dynasty(王朝)」というフレーズも飛び交う。昨年の総収入はメジャー球団で初めて10億ドル(約1540億円)を突破した。豊富な資金力も後ろ盾に、その優位はしばらく揺るぎそうにない。
  • 「私たちが築いたものは特別。王朝かどうかは評論家やファンに任せるが、今のチームにとても満足している」とロバーツ監督。黄金期を迎えた名門の中心に、まぎれもなく日本の至宝たちがいる。