トランプ氏、ホルムズ海峡が同盟の試金石 「反応知りたい」と日本言及https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN1700U0X10C26A3000000/

【コメント】

  • 連日でイラン情勢ですが、トランプ大統領がホルムズ海峡の安全確保を巡り日本や欧州の同盟国に支援を要請しています。これについてトランプ大統領は、「彼ら(同盟国)が必要だからではなく、彼らがどう反応するか知りたいためにしているようなものだ」と語ったとのことです。
  • 米国が強大な軍事力で同盟国を守ってきた一方、同盟国は「ただ乗り」してきたというのがトランプ大統領の根底にあり、ホルムズ海峡の問題を同盟国の本音の試金石にする様子です。
  • 高市首相は今週末に訪米しますが、どう対応するのか非常に難しい局面と思います。中国や北朝鮮の脅威が高まっている中で、日本は米国の軍事力に頼らなければならない事情があります。
  • トランプ大統領が勝手にはじめた紛争であり、これにより日本のエネルギー危機が高まっていることから、日本は被害者とも言えます。そうは言っても、原油確保と米国軍事支援確保という両面で、つれない対応はできない状況です。

【記事概要】

  • トランプ米大統領は16日、ホルムズ海峡の安全確保を巡り日本や欧州の同盟国に支援を要請しているのは、同盟関係を試すためとの考えを示唆した。「彼らが必要だからではなく、彼らがどう反応するか知りたいためにしているようなものだ」と語った。
  • 記者団に話した。トランプ氏は15日、7カ国程度と協議していると明かした。16日も具体名を挙げずに「多くの国から参加する意思を伝えられた。非常に熱心な国もあれば、そうでない国もある」と述べた。
  • そのうえで「我々は彼らを恐ろしい外部の敵から守ってきたが、彼らはそれほど熱心ではなかった。熱意の度合いが私にとって重要だ」と唱えた。
  • 「1〜2国は参加しないだろう」として「なぜ、我々を守らない国々を守り続けなければいけないのかと問うつもりだ」と話した。
  • トランプ氏にとって、米国が強大な軍事力で同盟国を守ってきた一方、同盟国は「ただ乗り」してきたというのが長年の持論だ。ホルムズ海峡の問題でも、こうした考え方を同盟国に突きつけ、協力を要求する姿勢を見せ始めた。
  • ホルムズ海峡を経由して輸入する石油の量は米国が1%未満と指摘した一方「日本は95%だ」と何度か言及した。「日本は石油の95%をホルムズ海峡から輸入している。我々が彼らを守っているという事実が常に気にかかってきた」と強調した。
  • トランプ氏はイランが保有する機雷をまくために使う艦船は全て破壊したと主張した。それでも「物事は双方が協力して初めて成り立つ」と話し、同盟国の協力が必要だと唱えた。
  • 欧州の同盟国に向けては、ウクライナ支援の見返りとして協力するよう要求した。一方、米メディアは欧州やアジアの同盟国の多くはトランプ政権からイランの軍事作戦を巡り事前に通知されなかったと報じている。
  • トランプ氏はイランの軍事力をほぼ壊滅する状態まで攻撃したと成果を誇示した。イラン海軍の艦船は100隻以上、沈没したとした。イランはミサイルを数千発保有していたと触れ「8%ほど残っているが、大部分は破壊された」と語った。
  • イランの最高指導者に就いたモジタバ・ハメネイ師について「生きているのかどうか分からない」と言及した。「多くの人が、重傷を負ったと言っている。片足を失ったとか言われている」などと語った。イランを統率している指導者が誰かは不明との考えを示した。