米イラン停戦「延長」 トランプ氏、譲歩引き出せず イランが商船2隻拿捕https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20260423&ng=DGKKZO95835200T20C26A4MM8000

 

【コメント】

  • トランプ米大統領は、「イランとの戦闘終結に向けた協議が終了するまで停戦を延長する」とし、特段の停戦期限に言及しませんでした。これでとりあえずアメリカのイランに対する悲劇的な攻撃はないようです。
  • 今回の停戦延期は、イラン側の体制が分裂しており誰と交渉をすべきかが定まっていません。現実路線にペゼシュキアン大統領/アラグチ外相と強硬路線のガリバフ国会議長/バヒデイ革命防衛隊総司令官の間での対立です。
  • この状況を鑑みパキスタンがアメリカに停戦継続を要請したとされています。
  • 昨日の日米株価はいずれも過去最高値に達しました。紛争が終わったわけではなく単に停戦延長となっただけですが、投資家は非常に強気です。相場への乗り遅れ懸念が買い姿勢を維持していると思われます。
  • 今朝からの日本株市場も60,000円台に乗せてくる可能性があると報道されており、驚くほど早い株式市場の回復です。(投資は自己責任で!)

【記事概要】

  • トランプ米大統領は21日、イランとの戦闘終結に向けた「協議が終了するまで停戦を延長する」とSNSに投稿した。新たな停戦期限は示さなかった。イラン港湾に船が出入りできなくする「逆封鎖」は続けるという。
  • 停戦の延長期間は「3~5日」との情報も報じられている。
  • 戦闘終結に向けた協議では核開発や制裁で凍結された資産の扱いなどを含めた合意を目指す。
  • 当初の停戦期限は米東部時間22日夜(日本時間23日午前)で、それまでに譲歩しなければイランを大規模攻撃するとトランプ氏が脅していた。
  • 米交渉団が対面協議を開催するパキスタンに向かう予定だったが、イランが出席を拒否した。
  • 本音では協議を早期に終結させたいトランプ氏は停戦破棄と軍事作戦の再開に踏み切りにくいとイラン側はみる。
  • 一方、トランプ氏は21日、イラン港湾の封鎖措置を続ける方針も明らかにした。封鎖をイラン側は「戦争行為であり、停戦違反」(アラグチ外相)と訴え、解除を協議開催の条件としている。
  • 現地メディアによると、イランもホルムズ海峡の封鎖を続ける方針だ。商船2隻が22日、拿捕(だほ)されたという。
  • 米政府には早期に戦闘終結に持ち込みたい事情がある。11月に中間選挙を控え、国内のガソリン価格の抑制が課題だ。
  • 加えて、5月中旬に米中首脳会談を予定する。すでにイラン攻撃を理由に延期しており、再び延期に追い込まれれば米国の外交失態となる。
  • トランプ氏は停戦延長を表明する前の21日朝、「良い合意を結びたい。せかされるつもりはない」と語った。双方が譲歩しないまま、停戦期間が続くシナリオもある。
  • 両政府が合意に至る可能性もあるが、業を煮やしたトランプ氏が再攻撃することも考えられる。