日経平均最高値、6万2833円 上げ幅最大 半導体、成長期待高まるhttps://www.nikkei.com/paper/article/?b=20260508&ng=DGKKZO96098330Y6A500C2MM8000
【コメント】
- 日経平均先物が一昨夜示していたように、、、いやそれ以上に昨日の日経平均株価は暴騰しました。
- 上昇幅は過去最大で、当然のことながら終値で史上最高値を更新しました。場中では63,000円を超える場面もあり、驚くような上げ相場です。
- 一方でTOPI X(東証株価指数)は、3,938.68という史上最高値を更新できていません(昨日終値:3,840.49)
- 改めてですが参考のため、日経平均とTOPIXの違いをかいつまんで記載すると以下です。
→日経平均は東証プライム代表銘柄225を対象、TOPIXは東証プライム市場の全銘柄が対象 →日経平均は株価の平均 (値がさ株の影響大)、TOPIXは時価総額の総計 (大型株の影響大)
- 今回日経平均が史上最高値を更新する中でTOPIXがまだ低迷している理由は、トヨタやメガバンク株など時価総額が大きい企業の株価が冴えないことに起因しています。半導体/AI関連企業は株価(1株単価)が高く、これら企業が世界的なブームに乗って集中して買われているため、日経平均が爆上がりしているということです。
- GW中の政府の為替介入による「円安阻止」の強い姿勢も外国人投資家の買い意欲を高めているようです。ドル圏の投資家にとって日本株を保有する中で円安に触れると、それをドル建てに換算すると資産額が目減りしてしまいます。160円より円安が許容されないということならば、外国人投資家にとっての為替リスクは一定程度軽減され、日本株が買いやすくなるということです。
- 株式市場関係者の多くは、「日経平均(特に半導体/AI関連企業)の株価値上がりは急ピッチすぎる」との見解を持っていますので、当面は要注意と思われます。(投資は自己責任で!)
【記事概要】
- 7日の東京株式市場で日経平均株価が急伸し、終値は6万2833円84銭と過去最高値を大きく更新した。連休前の1日比で3320円72銭(5.6%)高と過去最大の上げ幅になった。
- 世界の半導体大手の決算で人工知能(AI)需要の高い伸びが確認され、日本でも恩恵を受ける銘柄に買いが集中した。日経平均の上げ幅がこれまで最大だったのは「令和のブラックマンデー」と呼ばれた急落直後の2024年8月6日(3217円04銭)だった。
- 半導体メモリーのキオクシアホールディングスは制限値幅の上限(ストップ高水準)である前営業日比7000円(19.2%)高の4万3410円で終えた。
- ゴールドマン・サックス証券の石橋隆行ヴァイス・プレジデントは「AI・半導体関連株をもっていないと相場についていけないとの恐怖感が買いを誘っている」と解説する。米国とイランの戦闘終結観測も幅広い銘柄への買いにつながった。
- 日本の連休中に、海外で半導体関連企業の業績成長期待が急速に高まった。米アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)が5日発表した26年1~3月期決算は純利益が前年同期の約2倍となり市場予想を上回った。
- 米ゴールドマン・サックスは1日、好決算を手掛かりに韓国サムスン電子の業績予想を大幅に引き上げた。28年度の営業利益は494兆ウォン(約53兆円)と25年度実績から10倍超になると見込む。サムスン電子株は6日に時価総額が1兆ドル(約156兆円)に乗せた。
- 米ナスダック総合株価指数や韓国の総合株価指数(KOSPI)など、ハイテク株の影響が大きい世界の株価指数も軒並み最高値水準にある。
- 堅調な企業業績も支えだ。大和証券の阿部健児チーフストラテジストは「決算は好調で、会社側の今期の業績見通しも懸念されていたほど悲観的ではない」と評価する。
- ただ相場の過熱感は強まっている。日経平均は過去25営業日の平均値からの上方乖離(かいり)率が10%を超えた。含み益を抱えた投資家の利益確定売りが相場の重荷になる可能性もある。
