内閣支持66%、3ポイント低下 日経世論調査 赤字国債増発せず「適切」58%https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20260601&ng=DGKKZO96610800R00C26A6MM8000
【コメント】
- 恒例の日経新聞世論調査の結果が掲載されています。
- 高市政権の支持率は66%でした。以前は70%台でしたので、少し低下した感はあります。
- 個別事項では、「社会保障国民会議」の実務者会議で税額控除を当面見送り、給付を先行させる案を示しましたが、これに対しては賛成が反対を大きく上回っています。まずは「早く給付しろ」という国民の声だと思います。
- 政府の電気・ガソリンの節約の呼びかけについては60%以上が必要との回答です。先週末から高市首相もやや「節約」の意向を表明しています。
- 赤字国債を発行しないことについても約60%が適切との答えです。今後ガソリンに加え電気・ガスの補助金が実施されようとしていますし、早晩消費税減税や給付が実施されるのでしょうから財源に対する危機感は続くと思われます。
- 6月からの多くの生活必需品の新たな値上げや実施されますし、ナフサ不足などもあり、日常生活をおくる上で今後も不安は尽きない状況です。
【記事概要】
- 日本経済新聞社とテレビ東京は29~31日に世論調査をした。高市早苗内閣の支持率は66%だった。4月の前回調査を3ポイント下回り、ほぼ横ばいとなった。内閣を「支持しない」は28%と前回を2ポイント上回った。
- 内閣を「支持する」と答えたのは自民党支持層で96%に上った。特定の支持政党を持たない無党派層は45%で前回から4ポイント低下した。
- 年代別では39歳以下が73%、40~50歳代が69%、60歳以上は62%だった。それぞれ前回より7ポイント、1ポイント、2ポイント低かった。
- 高市内閣は2025年10月の発足後8カ月続けて6割台後半以上の高い水準を維持している。現行の調査方法になった02年以降に発足した政権で例がない。
- 内閣を支持する理由は「人柄が信頼できる」と「指導力がある」がともに33%で他より多かった。支持しない理由は「自民党中心の内閣だから」が43%でトップだった。
- 首相は中東情勢を踏まえ26年度補正予算の編成を表明した。赤字国債を増やさず財源を賄う方針を説明した。世論調査で「適切だと思う」は58%で、「適切だとは思わない」の26%を上回った。
- 「適切だと思う」は自民党支持層の75%、無党派層の47%が選んだ。年代別では39歳以下の68%、40~50歳代の60%、60歳以上の54%が適切だと回答した。いずれも「適切だとは思わない」を上回った。
- 政府が電気やガソリンなどの節約を呼びかけるべきかどうかも聞いた。「呼びかけるべきだ」は63%で、「呼びかける必要はない」は32%だった。
- 「首相に優先的に処理してほしい政策課題」を複数回答でたずねた。「物価対策」が49%と最多だった。「年金・医療・介護」(35%)、「外交・安全保障」(32%)、「経済成長」(27%)が続いた。3月以降、順番は変わっていない。
- 政党支持率は自民党が39%(前回42%)、日本維新の会は4%と横ばいだった。
- 野党は国民民主党が7%(前回6%)で最も高かった。参政党は5%、立憲民主党は4%で前回とほぼ同じだった。中道改革連合は3%(前回2%)、共産党とチームみらいも3%でほぼ横ばいだった。無党派層は25%で3ポイント上昇した。
- 調査は日経リサーチが29~31日に全国の18歳以上の男女に携帯電話も含めて乱数番号(RDD方式)による電話で実施し、958件の回答を得た。回答率は40.5%。
- 日本経済新聞社やテレビ東京は29~31日の世論調査で「給付付き税額控除」について聞いた。政府は超党派の「社会保障国民会議」の実務者会議で税額控除を当面見送り、給付を先行させる案を示した。これに「賛成」は52%で「反対」は32%だった。
- 給付付き税額控除は控除額が所得税や住民税の税額を上回る場合に、控除しきれない差額を現金で給付する制度だ。中低所得の勤労者らの負担を軽減する狙いがある。
- 税額控除と給付を組み合わせると、企業などの事務負担が重い。精緻なシステムを導入するには時間を要する。社会保障国民会議では給付に一本化し、所得に連動させて支援額を決める案が出ている。
- この給付先行案に賛成なのは自民党支持層で63%に上った。特定の支持政党を持たない無党派層の賛成は47%だった。いずれも反対を上回った。野党支持層では賛成42%、反対46%だった。
- 世代別でみると賛成は18~39歳で55%、40~50歳代では50%、60歳以上で54%だった。反対は18~39歳で35%、40~50歳代で38%だった。60歳以上は29%となった。
