いつどんな手続が必要ですか!?
いつどんな支出がありますか!?

創業(独立)すると誰しも気になるのが法人運営を行う上での年間スケジュールです。
創業(独立)すると、経理、人事、総務、法務、などなど、
全ての社内手続きを自分で行わなければなりません。
期日直前で慌てないために、
今回は法人運営の年間スケジュールを解説します。

法人運営の年間スケジュール


下記会社を前提に年間スケジュールを見ていきましょう。

3月決算:第3期:WEB制作会社
※第2期は売上:2,000万円、
利益:200万円(法人税120万円、消費税80万円を納付)

4月

決算申告書の作成

5月

決算申告書の提出(決算後2ヶ月以内)
確定納税額の納付手続き(決算後2ヶ月以内)

6月

役員報酬額の決定(決算後3ヶ月以内)
役員賞与届の提出(決算後3ヶ月以内)

7月

★上期(1月~6月)源泉税の集計と納付(7月10日)
★社会保険算定基礎届の作成と提出(7月10日)
★労働保険の集計と納付(7月10日)
・社会保険上期賞与届の提出(支給日より5日以内)
・1Q(4月~6月)月次処理の実施

8月 -

9月 -

10月

2Q(7月~9月)月次処理の実施

11月

消費税中間納付 前期納税額半額:60万円(半期経過後2ヶ月以内)
法人税中間納付 前期納税額半額:40万円(半期経過後2ヶ月以内)

12月

★年末調整書類の回収 (11月末)
★年末調整手続きの実施(12月末)

1月

★下期(7月~12月)源泉税の集計と納付(1月20日)
★法定調書の作成と提出(1月末)
★給与支払い報告書の作成と提出(1月末)
・償却資産申告書の作成と提出(1月末)
・下期賞与届の作成と提出(支給日より5日以内)
・3Q(10月~12月)月次処理の実施

2月

決算対策の検討(2月末)

3月

決算対策の実施(3月末)

上記からも解る様に、
8月・9月は管理業務が落ち着く時期ですので、
本業に集中することが出来ます。

★は決算時期(本ケースにおいては3月決算)に関わらず、
どの会社でも実施時期に変更がない共通の業務内容となります。
また、会計帳簿の作成は、3ヶ月に1度を前提とし、
括弧内は一般的な期日を記載する形としています。

 

まとめ

実際の法人運営では、上記にプラスして、
毎月の給与計算、月末支払い処理、請求書の発行、入金確認、などなど、
経営者は本業以外にもやらなくてはならないことが日々盛りだくさんです。

バックオフィスを始めとする管理業務からいかに解放され、
本業に集中する時間を作るかは事業を継続させるとても大切な要素となります。
経営者自らが法人運営の年間スケジュールを理解することは、
焦らずじっくり事業を行っていくうえで不可欠ですので、
上記スケジュールを意識してみると良いでしょう。

Takeoffe会計事務所では、
上記の「納税手続き」、「年末調整書類の回収手続き」以外の全ての業務を、
顧問報酬に含める形にて業務支援を行っております。
また、
お客様の決算期に合わせたスケジュールをお伝えさせて頂きます。
なにかお困りのことがあれば、お気軽にお問い合わせ下さい。