理数5位・読解4位、学力は高いが… 日本の15歳、好奇心低く OECD学習到達度調査https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20260909&ng=DGKKZO98661560Z00C26A9EA1000
【コメント】
- 昨日、ドル円レートは152円台をつけました。数日前の約160円から一気に8円、円が高騰しています。今後短期的には150円の大台を割って円高が進むかどうかが注目されています。
- 一方で、高市政権の食料品の消費税減税などの政策に変化がないことや、実需では依然として円の売越傾向に変わりがないことなど、ファンダメンタルズに大きな変化がないことから、再度160円に向かって円安が進んでいくという声もあります。(投資は自己責任で!)
- 今朝は91カ国・地域の15歳の学力検査の結果が掲載されていました。日本はOECD加盟国の中ではトップでした。
- しかし、低得点層はジリジリと増加しており、日本人の15歳の中での学力格差が広がっている傾向が見えます。
- また日本はOECDではトップですが、全体では読解力が4位、科学と数学が5位です。日本より上位にある国は、中国やシンガポール、台湾です。いずれの国もここ10年で世界での経済的な地位を高めています。
- 日本の15歳で特に問題なのは、「物事の仕組みを知ることが好き」「好奇心が強い」「新しいことを学ぶのが好き」といった探究心がOECD平均と比較して低いことも問題点としてあげられています。
- 資源がない日本は、日本人の能力だけが国家を支えるキーです。AI時代に合った教育を行っていく必要がありますね。
【記事概要】
- 経済協力開発機構(OECD)は8日、91カ国・地域の15歳約76万人を対象に2025年に実施した学習到達度調査(PISA)の結果を公表した。日本は3科目いずれもトップ級を維持したものの、好奇心や主体性などに課題がみられた。
- 日本は24年にOECDが公表した国際成人力調査(PIAAC)でも読解力と数的思考力で2位、問題解決能力で1位だった。高学力でも経済的な競争力は低迷しており、イノベーションの原動力となる知的探究心を育む教育が求められる。
- PISAは義務教育修了段階の15歳(日本では高校1年相当)を対象に「読解力」「数学的応用力」「科学的応用力」を測る。原則として3年ごとに実施されてきた。抽出調査で、日本からは全国の約6500人が参加した。
- 日本の平均得点は科学が全参加国・地域中で5位(前回22年調査は2位)、数学が5位(同5位)、読解力が4位(同3位)だった。OECD加盟国中では初めて3科目全てで首位に立った。
- 平均得点は数学と科学で有意な変化が見られず、読解力は前回から有意に下がった。加盟国平均は3科目いずれも近年は低下傾向にある。
- 併せて実施した生徒に対する質問調査の結果からは、日本の15歳の好奇心や主体性の弱さがうかがえた。
- 「物事の仕組みを知ることが好き」かどうかについて「まったくその通り」「その通り」と肯定的に回答した生徒は59%で、OECD平均(74%)より低かった。「好奇心が強い」「新しいことを学ぶのが好き」も平均を下回った。勉強がうまく進まないときに取り組み方を変更するかどうかなど、学習を自律的に進める力を聞いた各項目でも平均を下回った。
- 今回の調査では科学を重点分野として詳しく調査した。質問調査で「科学を学ぶことに興味がある」は55%、「科学の問題を解いている時は楽しい」は49%だった。いずれも平均を下回った。
- 理科教育に詳しい野内頼一・日本大教授は「授業の改善が進んだことが平均得点の高さに表れているが、まだ工夫すべき点はある」と指摘する。
- 生徒の好奇心や探究心を伸ばすために「学期中に一度でもよいので、教員がすぐに答えを教えるのではなく、実験を何度もやり直して思考を深めるような時間をつくってほしい」と話す。
- 文部科学省は30年度以降に順次導入する次期学習指導要領で、教員の研修や授業研究、児童生徒への個別指導に充てる時間を確保しやすくする新制度を始める方針。基礎的な学力と意欲の両方を伸ばすことを目指す。
