米長期金利、一時5%台 2年11カ月ぶり、インフレ・財政懸念
https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20260915&ng=DGKKZO98770930V10C26A9MM8000

【コメント】

米国10年債金利が一時5%を超えました。財政問題や原油高(100ドル超え)が効いています。
このまま米国債の金利が上昇や高止まりすれば、投資家は日本債から米国債への乗り換えが進み、日本の長期金利も更に上昇する可能性があります。
2023年にも同様なことが起こっており、当時米国債金利が上昇するにつれて株価は下落しました。ただ長期金利がピークを打ち下落した局面では株価は戻っていました。
最近も長期金利の上昇につれ株価は軟調です。2023年の例からすると今後長期金利がピークを打てば株価は戻ると推察できますが、いつになるかは不明です。(投資は自己責任で!)
ベッセント米財務長官が日本にいろいろ注文をつけていますが、根本的には米国の財政赤字問題に手を打たなければ、世界中が混乱に巻き込まれますね。

【記事概要】

14日の米国債券市場で長期金利の指標である米10年物国債利回りが一時、節目の5%台に上昇(債券価格は下落)した。5%台乗せは2023年10月以来、2年11カ月ぶり。原油高に伴うインフレや金融引き締め観測、米財政懸念で債券売りが膨らんでいる。
米東部時間の14日午前10時半(日本時間同日午後11時半)ごろに一時前週末比0.05%高い5.01%を付けた。直接の債券売り材料は中東情勢の緊迫化による原油高だ。
サウジアラビアのパイプラインの一時停止に伴い、米原油指標のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)先物の期近10月物は14日に一時1バレル104ドル台後半まで急伸した。原油高は幅広い分野へのコスト増加圧力となり、予想インフレ率を押し上げる。
米連邦準備理事会(FRB)が15~16日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)で3年2カ月ぶりに利上げに踏み切るとの見方が強い。
償還までの期間が長い国債の利回りは、財政状況に対する投資家の評価も映す。米財政の行方に対する警戒感が足元の米国債売りに拍車をかけている面がある。
米連邦政府の総債務は8月中旬に初めて40兆ドル(約6200兆円)を突破した。社会保障費や軍事費、利払い費などが財政を圧迫している。米国とイランの軍事衝突の長期化は、原油高によるインフレ懸念と軍事費の膨張という両面で米国債売りにつながっている。
利回りの高まった米国債に資金を移すため投資家の間で他国の債券を売る動きが広がれば、日本の長期金利への上昇圧力が強まる可能性もある。