日米首脳会談、対中で緊密に連携 「同盟の強さ示す」  米中会談前に擦り合わせhttps://www.nikkei.com/paper/article/?b=20260924&ng=DGKKZO98906170U6A920C2MM8000

【コメント】

  • シルバーウィークが終わりました。この間に、日米で利上げが行われたり、日本で再度台風による大雨で大きな被害が出たりと、いろいろありました。
  • 記事にあるように、22日には高市首相がトランプ大統領と会談を行いました。「アジアでも厳しさを増す安全保障環境のもと、日米同盟の強さを世界に示せた」と高市首相は会談を評価しています。
  • この階段の日本側の意図は、24日に行われる米中首脳会談を牽制する狙いがあります。冷え切っている日中関係がある中で、中間選挙を控えたトランプ大統領は米国製品を中国へ更に輸出を拡大したい意図があります。この代わりに、台湾や東・南シナ海を巡る中国側の主張を黙認する可能性があります。
  • 高市首相は、台湾にこだわりを持っているように感じますが、日本に悪影響がなければ(ここは重要)、中国が何をしようが問題ないと思うのですが、、、。
  • 国際政治や経済、科学技術、あるいはスポーツでも、中国の存在感が最近特に目立つ印象があります。一方で日本の地盤沈下が目立つ感じがします。

【記事概要】

  • 高市早苗首相は22日(日本時間23日)、ニューヨークでトランプ米大統領と35分間、会談した。24日の米中首脳会談を前に、対中国で緊密な連携を確認した。
  • 首相は23日の記者会見で「アジアでも厳しさを増す安全保障環境のもと、日米同盟の強さを世界に示せた」と会談を振り返った。
  • トランプ氏は会談の冒頭「首相とここで同席できることを本当に誇りに思っている」と述べた。高市政権の支持率を常に注視していると語り「大変素晴らしい成績を残している」と話した。
  • 会談に同席した尾崎正直官房副長官によると、両首脳は中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席の訪米を念頭に経済安全保障などの諸課題について協議した。レアアース(希土類)といった重要物資の輸出規制を通じた圧力への対応が議題になったとみられる。
  • 尾崎氏は台湾に関するやりとりがあったかは明らかにしなかった。
  • 安保の取り組みを一層推進する方針も話し合った。人工知能(AI)・半導体や重要鉱物などの分野での協力を進めると確かめた。
  • 両首脳は日米関税合意の着実な実施に向けて協力することで一致した。国際金融情勢や為替も話題になった。日本政府は議論の具体的な中身を明かしていない。
  • 首相は日本が7年連続で対米投資1位であり、米国経済にとって日本企業が重要であることを説明した。米国内の雇用創出などへの日本の貢献を強調した。
  • 北朝鮮情勢を巡っては核・ミサイル問題に共同で対処することを確認した。日米豪印の枠組みや「自由で開かれたインド太平洋」を推進する重要性も申し合わせた。
  • 日本政府はトランプ氏が11月の中間選挙をにらみ、米国製品の輸出拡大などと引き換えに、台湾や東・南シナ海を巡る中国側の主張に譲歩する動きを警戒する。日本の懸念を直接伝え、米中首脳会談での米側の対応に反映させる狙いがあった。
  • トランプ氏は年内に習氏と複数回の会談を予定する。首相にとって、懸念の解消に向け、トランプ氏との関係を維持しつつ、安全保障や対米投資を巡る米国の要求に応えるのは容易でない。
  • 日米同盟の強さを示し続けるため、乗り越えなければならない重要な課題が目白押しだ。
  • 首相は年内に防衛力強化の方針を決める。米国は同盟国に対し、国防費を国内総生産(GDP)比3.5%に引き上げるよう求めている。今回の会談でトランプ氏から防衛費の増額を巡る具体的な数値目標の要求はなかったという。
  • 5年ごとに改定する在日米軍の駐留経費(思いやり予算)の議論も年末にかけて本格的に進む。