首相、簗農相の進退「しっかり考える」 バス無料送迎も論点にhttps://www.nikkei.com/paper/20261014M101/PD00000/article/DGXZQOUA130MN0T11C26A0000000
【コメント】
- 簗(やな)農相が予算委員会の審議を停滞させています。
- 同氏は栃木県を選挙区に持つ国会議員ですが、道路予算付けをめぐる発言が問題になっています。加えて最近では、選挙違反疑惑があるバス無料送迎が持ち上がっています。
- 実際、簗氏を支持しなかった地域の道路予算は極端に減っています。
- 道路予算付けについて、国土交通省が先日記者会見を行ない「記憶が明確でない」「簗氏との面談の詳細な面談記録はない」と述べていました。面談は今年2月と最近のことで、記憶力が良い官僚が覚えていないことはなく、また「詳細な」とあえて述べていることを踏まえると何らかの面談メモが残っていることは明らかです。国交相は明らかに高市首相に忖度した記者会見をしているように感じます。
- 各地域から選出される国会議員は、ある程度地域に貢献することが期待されているとは思いますが、今回の道路予算配分は支持の有無で地域格差が極端だったようです。
- この予算格差が簗氏によって現実のものになったのかはわかりませんが、「選挙で自身を支援しなかった自治体(那須烏山市や那珂川町)の道路予算を減らした」との発言は問題と感じます。
- 簗氏は、高市ブーム絶頂の2026年2月の衆議院選挙の小選挙区では落選し、比例で復活をした議員です。そもそも議員の素養が本当にあったのでしょうか? 高市首相は「私の大事な簗ちゃん」などと発言していたようですが、、、。
- 小選挙区で落選した候補者を比例で復活させる制度は、そもそも妥当なのでしょうか?
- 簗(やな)農相の件で、大事な予算審議時間を浪費しないで欲しいと切に望みます。
【記事概要】
- 高市早苗首相は13日の衆院予算委員会で道路予算カット発言が問題となった簗和生農相の進退判断について「違法性のあるようなことがあれば私は躊躇(ちゅうちょ)はしない」と述べた。法的に問題があれば更迭する可能性を示唆した。
- 予算委員会で選挙時に簗氏の陣営が支持者をシャトルバスで無料送迎したとされる報道もテーマにあがった。首相は13日夜、予算委員会後に「新たに出てきた質問だ」と話した。「その内容について今夜中に電話などで報告をまず受けたい」と説明した。
- 14日の衆院予算委員会が終わった後に「もし会えれば、しっかりと話を聞きたい」とも言及した。直接、簗氏から説明を受けて進退も含めて対応を決める見通しだ。首相官邸で記者団の質問に答えた。
- 予算委員会で簗氏の予算削減発言について「事実であれば本当に不適切で本当にダサいと思う」と指摘した。「(簗氏が)行政の運営をしていいかも含め、しっかりと考える」とも話した。公明党の中野洋昌氏は首相に農相の交代を求めた。
- 首相は「もう少し説明責任を果たさせてやってほしい」とも話した。
- これまでは簗氏の更迭や辞任に直接、触れなかった。9日の参院本会議で「説明責任を果たしたうえで豊富な知識と政策構築力を生かして人一倍働いてほしいと考えた」と述べ、続投方針を明確にしていた。
- 簗氏によると、首相は5日に「引き続き農林水産行政の推進に向けて全力で仕事をせよ」と指示していた。
- 簗氏は13日の予算委員会で予算カット発言について「不適切だった」と認めた。国土交通省に減額の働きかけをしていないと重ねて否定した。「予算の減額を求めたといった事実は一切ない」と強調した。
- 簗氏は5月に自民党会合で地元・栃木県の那須烏山市と那珂川町を挙げ「道路予算は大幅にカットした」と述べた。2市町の首長は2月の衆院選で簗氏を支援しなかったとされる。市町主体の事業に限ると2026年度の国の予算配分は前年度を下回った。
- 簗氏は13日の予算委で、選挙で支援者をバスで無料送迎したとされる問題に関しても「人道上の観点もあってシャトルバスを用意した」と認めた。高齢の支援者などに配慮したと説明した。「事前にスタッフが選挙管理委員会に確認した」と答弁し、違法性を否定した。自民党の田村憲久氏の質問に答えた。
- 野党は選管とのやり取りを問題視する。衆院会派「中道」の赤羽一嘉・予算委筆頭理事は13日、同派が選管に照会し「(簗氏側から)問い合わせはなかった」との回答を得たと明らかにした。理事会後、記者団に説明した。
- 事実であれば簗氏の答弁と食い違う。国民民主党の玉木雄一郎代表はX(旧ツイッター)に「虚偽答弁の可能性が高い。国会審議を停滞させないためにも、潔く身を処すときではないのか」と書き込んだ。
- 公明党の伊佐進一氏は14日の衆院予算委員会で質問に立つ。簗氏と選管の説明の違いを追及する見通しだ。
