高市内閣、支持74% 本社世論調査.  現役世代が回帰 自民・維新も上昇https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20251027&ng=DGKKZO92183920X21C25A0MM8000
【コメント】
  • 内閣支持率の世論調査が掲載されています。
  • 歴代首相の就任直後の期待の中でもトップクラスで、特に若い世代の支持が顕著です。
  • これは、各政党支持者からも支持を得ている証左で、国民民主党や参政党支持者からの支持が多いことが目立ちます。
  • 物価高対策や金融緩和継続期待など、国民に直接好影響がありそうな政策をストレートにわかりやすく公表している点が若い世代に好感されているのだと感じます。
  • 首相就任後、マレーシアでASEAN首脳会議に出席、すぐに帰国しトランプ大統領の訪日に対応します。ASEAN会議でのスピーチも英語でこなし、忙しい中で本当にワークライフバランスを気にしない働き方をしているようです。
  • 久しぶりに今後に期待できそうな首相が誕生したと感じますが、いかがでしょうか?
【記事概要】
  • 日本経済新聞社とテレビ東京は24~26日に世論調査を実施した。21日に発足した高市早苗内閣の支持率は74%で、前の石破茂内閣が発足した際の51%よりも20ポイント以上高かった。石破内閣最後の9月の前回調査からは37ポイント上昇した。高市内閣を「支持しない」は19%にとどまった。
  • 現行の調査方式になった2002年以降に発足した内閣と比較すると、高市内閣は鳩山由紀夫内閣(75%)、菅義偉内閣(74%)と同水準だった。
  • 参院選で自民党が大敗した要因の一つに、若い世代や壮年層といった現役世代の離反があげられる。高市政権は自民党の弱点とされた世代からも支持を得ている。
  • 自民党の支持率は36%で、前回調査より5ポイント上がった。連立を組む日本維新の会の支持率は9%で、5ポイント伸びた。立憲民主党は7%(前月7%)、参政党は6%(同10%)、国民民主党は6%(同9%)、公明党は4%(同3%)だった。
  • 内閣や自民党の新役員の顔ぶれを「評価する」は55%で「評価しない」の29%を超えた。日本で初めて女性が首相や財務相に就任した。党の副総裁と四役の5ポストのうち3つを麻生派の議員が占めた。
  • 内閣を支持する理由のトップは「政策がよい」(36%)、2位は「人柄が信頼できる」(36%)となった。支持しない理由は「自民党中心の内閣だから」(42%)が最多で、「政府や党の運営の仕方が悪い」(26%)が続いた。
  • 「首相に優先的に処理してほしい政策課題」を複数回答でたずねた。「物価対策」が56%と最も多かった。次いで「経済成長」(33%)や「年金」(27%)が目立った。
  • 自維連立政権について聞いた。維新は内閣に閣僚を出さない「閣外協力」を選んだ。世論調査で「閣外協力でよい」の割合が50%にのぼった。
  • 「閣僚を出すべきだ」は19%、「政権に入るべきではない」は20%となった。閣外と閣内をあわせて半数以上が維新の連立入りに理解を示した。
  • 維新の吉村洋文代表は閣外協力に関して「まず連立政権で力を発揮したい。その先にしっかり閣内に入れるぐらいの力を付けたい」と強調する。
  • 調査は日経リサーチが24~26日に全国の18歳以上の男女に携帯電話も含めて乱数番号(RDD方式)による電話で実施し1059件の回答を得た。回答率は44.4%。