【コメント】
- 昨夜、インドから帰国しましたのでコラムを再開させていただきます。
- 今朝は特筆すべきニュースがないので、AIに関する所見を掲載します。
- A Iの普及は着実で、現在でも生産性の向上が体感されています。これを以下の効果的に使うのかが企業の優勝劣敗を左右します。
- また一部の専門家業務も淘汰される可能性があるとしています。
- 日本の教育も暗記から判断へ早期に移行されることが必須です。AIの進化は暗記を無意味にします。
- 今後ますますAIが進化するにつれ、電力需要増加が必須でありこの点も日本の成長戦略に欠くことができません。
- 日本はAIに対する向き合い方が遅れています。このままでは世界成長に取り残される可能性があり、真剣に考えていく必要があります。
【記事概要】
- 人工知能(AI)の旗手、米エヌビディアが予想以上の好決算を発表したにもかかわらず、株価が軟調である。AIによる株価革命の序章の終わりかもしれない。
- データセンターの建設ラッシュが象徴するようにAIをめぐる競争が過当である。いずれ勝者と敗者が生じる。とはいえ、その競争を冷ややかに傍観するだけでは、AIによる社会の劇的変化により、そのままの姿で敗者となる。
- 初期段階のAIを使うだけでも、それがもたらす生産性の飛躍的向上を体感できる。この生産性向上に負の側面があるのも事実だろう。卑近な例では、不要な人材を窓際に追いやり、失業を生む。マニュアルや記憶力に大きく依存する職が典型だ。医師(医士)や弁護士といった「士業」も例外ではない。AIが正しそうな方向や対処方法を教えてくれるから、レベルの低い士業が淘汰されよう。
- この現実は、教育にも大きく影響する。暗記力に頼る受験競争が無意味どころか、完全な時間の無駄となる。教育全般に求められるのは、AIの活用方法は当然のこと、そこから引き出した答えが正しいのか、どこに抜けがあるのかの判断であり、その答えから創造を導き出すための道筋である。これらのベースをつくるのは、幅広い教養であり、関連分野を含めて全体を俯瞰(ふかん)できる能力である。
- さらに進み、AIが人知を超えるシンギュラリティーもしくはそれに近い状態の実現も視界に入る。社会の大革命であり、AIがAIと闘う事態にもなりかねない。AIそのものの制御は当然のこと、AIを悪意に基づき利用する者をいかに排除するのかというSFの世界が現実化する。
- そこまでいかなくとも、人型ロボットが人類と一緒に働く世界に関して、何がイメージできるのか。それは人類にとってのユートピアへの入り口かもしれないものの、ロボットを含めた「人口」の急増を招き、深刻なエネルギー問題に結びつく。この危機的状態に対応するには、核融合技術の実用化が必須だろう。
- 現実に戻ろう。高市早苗政権は17の戦略分野を設定し、その中にAIも組み入れた。しかし、これらが近未来のAI革命を見据え、選ばれたのかどうか。少なくともAIを踏まえた教育が入っていない。戦略の軽重付けと精緻化が求められる。
