〈24年上期ヒット商品番付〉物価高・節約志向映す 「新NISA」口座開設3倍/「円バウンド」訪日消費最高
https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20240605&ng=DGKKZO81169520U4A600C2TB1000
  • 日本経済新聞社は2024年上期(1~6月)の日経MJヒット商品番付をまとめた。
  • 東の横綱は「新NISA」西の横綱は円安とインバウンド(訪日外国人)がけん引する消費「円バウンド」。物価高を受け消費者の節約志向を映したヒットが目立つ。
  • 株高が高揚感を生む一方、賃金の伸びは物価高に追いつかない。物価変動を考慮した実質賃金は3月に24カ月連続のマイナスとなり過去最長を記録した。先行きの不透明さから節約志向は鮮明になっている。
  • JR東日本や三井住友ファイナンシャルグループの参入に沸く、日常の生活の中でポイントをためて使う「ポイ活」が活況。
  • 「メルカリ ハロ」(前頭2枚目)など、隙間時間にコンビニなどでできる単発の仕事を仲介するスポットワークサービスも、収入を増やしたい人々のニーズをつかんだ。
  • またクセになるリズムのCreepy Nutsの楽曲「Bling-Bang-Bang-Born」や、令和の過剰なハラスメント対策を皮肉りつつ、昭和世代の価値観のアップデートを描いたドラマ「不適切にもほどがある!」(前頭筆頭)もコンプライアンス(法令順守)疲れした視聴者の心に刺さり、ヒットしたようだ。