日本・米国株「2024年後半、最高値へ」 市場の見方 迫る大統領選、下期相場を展望
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB186QT0Y4A610C2000000/
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB186QT0Y4A610C2000000/
- 今朝は、月曜日ということもあり日経本誌ではあまり目を引く記事が見当たらない。
- なので、日経経済誌から2024年度後半の株価や為替の最新予想をピックアップ。
日本株についてのコメントは以下。
- 2024年後半には世界が注目する米国大統領選挙があるが、仮に米大統領選でトランプ氏が当選しても、不透明感が払拭されることで日本株は再び上昇するとの見方が大勢。(株高)
- ただ米国で大統領と上下院の多数派をいずれも共和党が占めた場合、トランプ氏はハト派的な金融政策を好む傾向にあるのに加え、移民制限や輸入関税の引き上げといった政策は物価高を招き、金利上昇への圧力につながりやすい。(株安)
- また日本国内の要因では、下期には国内の実質賃金や25年3月期の企業業績に目が向きそう。24年3月期の企業業績の見通しは期初の段階で慎重な予想が相次いだ分、中間決算での上方修正が期待できると話す。(株高)
- 懸念は「過度な円安進行」で輸入コスト上昇による国内の物価高は、実質賃金のプラス転換を阻害しかねないこと(株安)
- 総論としては、日経平均は年末には再度4万円を回復するとの予想。
為替については、
- 米連邦準備理事会(FRB)が利下げを実施し日米金利差が縮小すると見るため年末に1ドル=145円まで円高が進む。(円高)
- 財政拡張や関税の引き上げ、移民抑制策を掲げるトランプ氏が勝利すれば、ドル高に弾みがつく可能性。(円安)
米国株は、
- 大手テック5銘柄の成長期待が今後も続く強気シナリオではPERは23倍、S&P500が年末に6300に達するとはじく。(株高)
- アナリストで弱気派の最右翼とみられていた人物が、人工知能(AI)の需要拡大などで株価にはさらなる上昇余地があるとして上方修正に動いた。(株高)
- 上昇スピードの速さには警戒感もや市場全体が強気に傾いていることから、「(上昇相場が続く)確信は薄れている」と指摘。3月に設定した予想を維持。(株安)
- 最近は、市場全体の不確実性が少し薄れている適温相場になってきている感じがする。しかし今後突発的な事象が起これば、一気に市場はリスクオフに振れる可能性もあるので注意を要すると思われる。(投資は自己責任で!)