都市総合力、世界3位 経済に弱さ 働きやすい環境整備 急務
https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20240625&ng=DGKKZO81613210U4A620C2L83000
  • 最新の23年のランキングによると、総合力で東京はロンドン、ニューヨークに次ぐ3位だった。
  • ランキングは世界の主要48都市を経済、研究・開発、文化・交流、居住、環境、交通・アクセスの6分野で評価している。
  • ただ、1位のロンドン、2位のニューヨークとの差は拡大し、4位のパリとの差は縮まっているそうだ。
  • 分野別では居住、研究・開発、文化・交流の3つで5位以内の評価を得たが、総合力が高い上位4都市の中で唯一、1位がない。「投資は各分野のトップ都市に向かう。東京はスケールやスピード感で劣る」との評価がある。
  • 特にてこ入れが必要なのが経済。23年は過去最低の10位。ドル建ての住宅賃料は全48都市で20番目に安く、ロンドン、シンガポール、ニューヨークと比べて半分以下になったが、賃金水準もトップ10都市で最大の落ち込み。
  • 通勤・通学時間は約40分と長く、36番目の評価。
  • 経済を活性化させるには、優秀な人材を集め、賃金を含めて働きやすい環境づくりが欠かせない。
  • また、急増する訪日外国人(インバウンド)の受け入れ体制についてだが、富裕層が泊まるハイクラスホテルの客室数の少なさや「ナイトライフ」と呼ばれる夜間観光の充実が課題。
  • 衰退していると思っていた英国のロンドンがニューヨークを抑えて長期間1位で、近年はニューヨークを引き離していることは意外で再認識。文化・交流面での強さなどが秀でているようだ。
  • 東京は、マンションが急激に値上がりしているように感じるが、ロンドンやニューヨークに比べるとまだまだ安価で居住面でアドバンテージがあるようだ。意外にパリやマドリッドは東京に比べて住みやすいようだ。
  • 7月7日は都知事選挙だが、新知事は東京の地位をいかに向上させるつもりだろうか!?