「新NISA円売り」序章か 1~5月5兆円、個人資産2000兆円の一握り
https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20240626&ng=DGKKZO81648140V20C24A6EN8000
  • 1ヶ月ほど前にも同様な記事が出ていたが、円安が進行している中で、新NIS Aが再度注目されている。
  • 5ヶ月で昨年までにはなかった5兆円の個人の対外投資(おそらく長期の)が円安の構造的要因となっている。
  • タイトルにあるような2000兆円全てが対外投資に振り向けられることはないと思われるが、個人のオールカントリーや米国株への投資意欲は以前強い。特に長期投資になると思われるので、恒常的な円安要因になる。
  • 日米金利差が多少縮まっても、この個人投資の動向や、日本の抜本的な産業競争力が改善される兆しが見られなければ、更なる円安が進行することも否定できない。
  • ふるさと納税制度もその制度の本質からずれている部分は今般制度改正される。新NISAも、現状を見ると日本の税収を減らし対外投資を促進し円安を招いているように見える。新NISAは、国内投資を促進する枠などを設け、日本の産業力強化に資する制度改革も一考の余地があるのでは?(投資は自己責任で)