厚生年金、5人以上の個人事業所は全業種対象に 企業規模の要件も撤廃
https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20240702&ng=DGKKZO81793160R00C24A7EP0000
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- 年金には、国民年金と厚生年金があるが、厚生年金はやや大きめな企業に制度が偏っていた面がある。
- 制度改定を有識者懇談会で議論してきたようだが、今般、パート労働者にかかる企業規模の要件を撤廃するほか、5人以上の個人事業所では全業種を対象に加える等を決めた。
- これを受け、2025年の年金制度改正に向けて厚労省は年末までに最終案をまとめる。
- 同時加入の健康保険による保障も確保され、休業時に傷病手当金や出産手当金が受け取れるなど保障が手厚くなったり、老後の年金額が増えたりする利点がある。
- 一方、事業主は保険料負担が増える。厚生年金の保険料は労使が折半で負担しているためだ。懇談会の取りまとめでは企業の事務負担や経営への影響を踏まえて「必要な配慮措置や支援策」を検討することが必要だとした。
- 中小企業事業者には負担はあるが、人口減少と高齢化が顕著な日本にとっては正しい制度改定と思われる。