財政運営「緩和の宴」に幕 国債利払い、来年度10.9兆円に増加 債務頼みに危うさ
https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20240822&ng=DGKKZO82929420R20C24A8EP0000
  • 利上げの影響が、、、。これまでのようなインフレ対応減税や電気/ガス/ガソリン補助などのバラマキ政治はもう無理。徹底した歳出削減と増税をしないと日本国債の格付けは低下必須。戦争や地震などのリスクが顕在化すれば貧民国入りもあるかも。
  • 国債の利払い費は10兆9320億円を計上しており、決算ベースで過去最大だった1991年度(約11兆円)以来の大きな水準。
  • 国債の元利払いにあてる国債費を28兆9116億円とした。過去最大となった24年度当初予算から7%増加。
  • 国債の利払い費は12.8%増。利払い費を計算するための想定金利は2.1%と0.2%引き上げた。
  • 金利だけを見れば水準はいまだに低い。利払い費が高水準で推移していた1990年度ごろは普通国債の利率加重平均が6%程度だった。想定金利はその3分の1程度にとどまる。
  • 一方、普通国債の残高は90年度の166兆円程度から35年ほどで6倍超に達した。債務の規模が大きいため、わずかな金利上昇でも利払い費が大幅に上振れする。
  • 名目成長率の上振れが税収増につながり、財政状況の改善の兆しから補助金の大盤振る舞いが止まらない状況。
  • 日本周辺では台湾有事のリスクがある。南海トラフ地震など巨大災害の発生時に財政出動をするためにも、平時に財政の余力を確保する取り組みが欠かせない。