米利下げでも円安に賭け 海外勢、金利差拡大が経験則
https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20240927&ng=DGKKZO83710330W4A920C2EN8000【コメント】
  • 今日は自民党総裁戦。今後の日本のリーダーは誰でしょう?自民党員は保守(年配者男性)が多いので、誰が選ばれても今後の日本の改革は望めないかもしれない。
  • 一方、日本株が戻ってきている。これは円高是正が一つの要因。
  • 米国利下げがあったが、意外と米国金利は高止まりしており、日米金利差縮小とはなっていないことが円高是正の要因。
  • 円安、日本株高!!
【記事概要】
  • 26日の東京外国為替市場で対ドルの円相場は一時1ドル=145円台に下落した。4日以来、約3週間ぶりの円安・ドル高水準だ。
  • 18日に米連邦準備理事会(FRB)が4年半ぶりの利下げを決め、利下げ局面に入ったばかり。米利下げに伴う日米金利差の縮小は円買い材料になるはずだが、実際はそうなっていない。
  • 足元では日米金利差は拡大傾向。市場の一部では、円安を見込んだ取引が増え始めた。背景には「予防的利下げは金利低下につながりにくい」という経験則がある。
  • 金利低下が進まなければ、円買いの根拠となる日米金利差の縮小自体が起こりにくいというわけだ。今回も日米の長期金利差は9月上旬を底に拡大傾向にある。
  • 先行きの米経済に大きな影響を及ぼす米大統領選でも、どちらが勝っても財政拡大が継続し、金利の上昇方向の材料として受け止められつつある。
  • もちろん、米政策金利の引き下げに伴い、短期的な資金が円買いに傾く可能性はある。だが、金利差の観点で言えば、数カ月単位でみた円相場の方向感は、円売りが優位な情勢だ。