市場、早期の解散期待 総裁選後、日経平均先物2300円超安 安定政権へ「実行力を」
https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20240929&ng=DGKKZO83764660Z20C24A9EA2000
【コメント】
  • 石破さんの首相就任に日本の株式市場が敏感に反応している。
  • 高市さんは、金利上昇を牽制し円高阻止を標榜していたが、基本的に石破さんはこの点はニュートラル。総裁選終了直後に急激な円高に振れていた。
  • また石破さんは、金融所得課税に前向きであり、国民の投資意欲を削ぐ可能性があると株式市場では見ている。
  • 石破さんも、現在の経済状況は当然理解しているので、よもや経済にネガテイブな政策は打ち出さないとは思うが、、、。
  • こと経済に関しは、高市さんの方がポジティブだった。
【記事概要】
  • 石破茂氏が27日、自民党の新総裁に就任したが、岸田文雄政権が掲げた経済政策をどう継承するのか見えづらく、週明けの株式市場は急落の可能性が高い
  • 総裁選から一夜明けた28日早朝の大阪取引所で日経平均先物の夜間取引が3万7440円で終えた。日経平均株価の27日終値(3万9829円)と比べて2300円強(6%)低い水準
  • 石破氏が言及した「金融所得課税の強化」については岸田政権が推進した「貯蓄から資産形成へ」を促す政策に水をさすと市場に受け止められた
  • 自民党内で長く非主流派にいた石破氏の政権基盤の不安定さを指摘する声もあった。
  • 早期の解散総選挙で自民が単独過半数をとれば「政治の安定と政策進展を期待した海外勢の買いが入りやすい」。
  • 石破氏が目指す政策が業績拡大を連想させる「石破関連銘柄」には物色が入り始めている。石破氏が政策発表会見を開いた9月10日比だと、防衛は三菱重工業が29%高IHIが25%高。防災では消防車両を販売するモリタホールディングスが年初来で29%高だった。