円下落、一時149円台 1カ月半ぶり水準 米株高も進行
https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20241006&ng=DGKKZO83928420V01C24A0EA2000
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【コメント】
- 円安が進行している。
- 米国の雇用統計が底堅い数字を示したことにより、米国経済の腰折れ懸念が後退し、米国利下げペースが緩慢になるとの見方によるところ。
- 石破新首相の円安容認姿勢も安心要因になっている。
- 月曜日からの日本株はある程度上昇基調では?
【記事概要】
- 4日のニューヨーク外国為替市場でドルが主要通貨に対して上昇し、対円では一時、約1カ月半ぶりとなる1ドル=149円台までドル高・円安が進んだ。
- これまで急ピッチの利下げが続くとみていた金融市場は、底堅い米経済を示唆する雇用統計の結果を受けて、見通し修正に動いている。
- 直近の経済指標を受けた米利下げペースの見通し変化が投資家に取引の手じまいを迫った。「利上げ論者だった石破茂首相が変節して日銀による早期利上げに否定的な見方を示した」ことも、円売りを再開させる要因となった。
- 米株式市場で、ダウ工業株30種平均は反発して前日比341ドル(0.8%)高の4万2352ドルで引け、4日ぶりに史上最高値を更新した。好調な雇用統計を受けて米景気の底堅さが改めて確認され、投資家心理が好転した。
- 米株高と円安進行は日本株にとって二重の追い風となりうる。「為替が円安方向に振れて投資家心理的にプラスに働く。業績の上方修正期待から日経平均は4万円を回復する」とみる。