円一時153円台 強まる「もしトラ」、インフレ懸念再び
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN23DPD0T21C24A0000000/
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【コメント】
- 円安・ドル高がやや急激に進んでいる。
- 7月に160円台前半だったが、9月には140円台前半と2ヶ月で20円の変動だった。
- それから、ここ1ヶ月で10円の揺り戻しのドル高。
- もし今週末の衆院選挙で与党が過半数割れをし、11月5日の米大統領選挙でトランプが勝てば、おそらく大幅なドル高円安。
【記事概要】
- 円相場は一時1ドル=153円台と円安・ドル高が進んだ。米景気が予想以上に堅調で利下げペースが減速するほか、2週間後の米大統領選でトランプ氏が優勢との見方が拡大。インフレ再燃への警戒が金利上昇につながっている。
- 大統領選を巡る思惑も金利上昇の背景にある。これまで民主党のハリス副大統領と共和党のトランプ前大統領の支持率がほぼ五分五分の接戦とみられていたが、ここにきてトランプ氏が優位に立っているとの見方が強まっている。
- 米国の保護主義、財政拡張的な政策を掲げるトランプ氏が当選すれば、財政赤字拡大と物価上昇を招くとの見方は多い。
- 「トランプ氏が勝利なら(金利上昇によって)ドルの上昇基調はしばらく続く」とみる。
- 今後の金利・為替相場の行方を占う上で重要な材料は今週末の日本の衆院選と10月の米雇用統計、大統領選とFOMCだ。
- 衆院選では「自民・公明が過半数割れにならなければ、円の買い戻し・日本株の反転上昇があるかもしれない」との声もある。