製造業の減益5割超す 4〜9月、AI好調でも車や素材が苦戦
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOTG3047Z0Q4A031C2000000/
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【コメント】
- 日本の製造業の業績が芳しくない。
- 夏場の株価暴落前までは楽観論が台頭していたが、9月決算が出始めると実態が異なっていることがあらわになってきている。
- ドル円は150円台で円高が進んでいるわけではないが、日本をはじめ米国、中国の実態的な需要が弱いのだと思う。
- 明日(5日)は米国大統領選挙。結果次第でドル円レートは大きく動く(円高へ?)可能性がある。
- 年末から2025年にかけての景況感には要注意かもしれない。
【記事概要】
- 上場する製造業の業績が減速している。2024年4〜9月期に最終減益・赤字となった企業の割合は4年ぶりに5割を超え、増益企業を上回った。
- 中国をはじめとする世界景気の減速を背景に自動車や素材などの苦戦が目立つ。半面、需要の旺盛な人工知能(AI)関連のビジネスを手がける企業は好調を維持している。
- 1日までに24年4〜9月期決算を発表した製造業156社(親子上場の子会社など除く)を日本経済新聞が集計した。最終損益が悪化したのは74社、赤字は9社だった。減益・赤字の社数比率は53%と新型コロナウイルスの感染が拡大した20年4〜9月期(75%)以来の高水準となった。
- 先行きは不透明感が強い。5日には米大統領選の投開票を控え、結果次第で為替や金利などが大きく変動する恐れがある。新政権の通商政策の影響も大きい。「円相場が1ドル=140円台より円高が進む展開になると、日本の製造業への逆風が強まる可能性がある」とのこと。