韓国旅客機炎上、179人死亡 胴体着陸試み失敗 2人救助、韓国南西部の空港
https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20241230&ng=DGKKZO85820960Q4A231C2MM8000
「バードストライク」、国内は昨年1400件発生
https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20241230&ng=DGKKZO85818570Z21C24A2CM0000
【コメント】
  • 韓国で、大きな航空機事故が発生しました。乗客乗員のほぼ全員が死亡しました。
  • 現在原因を調査中とのことですが、バードストライクが疑われています。鳥がエンジンに入り込み、それがエンジンの不具合を引き起こすものです。
  • バードストライクは日本国内でも、年間約1,500回も発生しているそうで、人身事故にはつながってはいませんが、機体に損傷を受けていることがあるそうです。
  • 大事故に繋がる前に徹底した対策が必要と思いますが、大空で飛び回る鳥を制御することは難しく、空砲で威嚇するなどが精一杯のようです。
  • 原因は異なりますが、アゼルバイジャンでも航空機事故により多数の犠牲者が出たばかりです。こちらはロシア軍の誤射が原因との疑いです。両方とも、これだけ科学技術が発達しているにもかかわらず、、、です。
  • これ以上の航空機事故がないことを祈りたいと思います。
【記事概要】
  • 韓国の務安(ムアン)国際空港で29日午前9時ごろ、乗客乗員計181人を乗せた旅客機が着陸に失敗して炎上した。聯合ニュースは179人が死亡、2人が救助されたと報じた。日本の外務省によると、邦人客は搭乗していない。
  • タイ・バンコク発の格安航空会社(LCC)の済州航空2216便が着陸中に滑走路を離脱して空港外壁に衝突し、機体が炎上した。事故を起こした旅客機は米ボーイングが製造した小型機「737-800」。
  • 消防当局によると、旅客機は車輪が正常に降りず、胴体着陸を試みたが失敗した。
  • 機体には事故歴がなくこれまでの整備でも「異常の兆候は全くなかった」と主張した。韓国政府は事故原因について、鳥が旅客機と衝突するバードストライクや旅客機の装置の誤作動など様々な指摘が出ているとしている。
  • 済州航空は2005年に設立した。韓国国内線のほか、日本や東南アジア向け国際線も拡大しており、世界で約60路線を持つ。務安国際空港は07年に設立した国際線を主とする地方空港。24年1~11月の利用客数は約32万人と韓国内の空港としては小規模だ。
  • 航空機が鳥と衝突する「バードストライク」は離着陸時に起きやすいトラブルの一つだ。日本国内の空港でも頻発しており、国土交通省によると2023年に1499件発生した。羽田空港では23年に離着陸1万回あたり2.6回起きている。
  • 虫などの餌を求めて滑走路近くまで降りてくる鳥との衝突が多いとされる。
  • 大きな事故につながる可能性があるため、各空港では空砲などの大きな音で威嚇して鳥を追い払う「バードパトロール」を実施している。中部国際空港(セントレア)では人工知能(AI)が鳥を自動検知する仕組みの導入を進めている。