トランプ氏「米国第一で黄金時代」 第47代大統領に就任
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN20C3N0Q5A120C2000000/
【コメント】
  • 日本時間午前2時、トランプが大統領に就任しました。
  • これから多くの大統領令が出されると思いますが、不法移民対策、化石燃料開発再開、電気自動車普及策廃止は早速具体的に発動するもようです。
  • ただ初日に関税の導入を決める大統領令に署名するとの見方が多かったようですが、実際にはまず対中国、カナダ、メキシコを含め関税の導入に必要な調査を指示するということになりそうな気配だということです。対外政策はさすがに慎重に具体化していくということでしょう。やはり駆け引き上手のトランプ氏と感じます。
  • 株と為替には今のところ大きな変動は確認されていませんので、今週の日銀による利上げの可能性は高まってきていると思われます。(投資は自己責任で!)
【記事概要】
  • 米国の第47代大統領に共和党のトランプ氏が20日正午(日本時間21日午前2時)に就任した。30分間の就任演説では米国民の利益を最優先する「米国第一」を掲げ、「黄金の時代がいま始まる」と唱えた。
  • 演説で「私は非常にシンプルに米国第一とする。米国はこれまで以上に偉大で、強力で、はるかに卓越した国になる」と語った。「自信と楽観を持って大統領に復帰する。国家が成功する刺激的な新時代の幕開けにいるからだ。変化の波がこの国に押し寄せている」と述べた。バイデン前政権を念頭に「過激で腐敗したエスタブリッシュメント(支配階級)が我々市民から権力と富を奪い、社会の柱は折れ、荒廃が横たわっている」と指摘。「きょうからすべてが変わる。変化は非常に速いだろう。この瞬間から米国の衰退は終わる」と語った。
  • 民主党のバイデン政権の政策から転換するため、就任初日に戦後最多となる大統領令に署名すると宣言した。「米国の完全な復活と良識の革命を始める」と話した。
  • メキシコとの南部国境から入国する不法移民対策石油や液化天然ガス(LNG)など化石燃料の開発再開へ国家緊急事態を宣言すると明かした。
  • 前政権が進めた電気自動車(EV)の普及策も廃止する。
  • 貿易政策を巡っては「他国を潤すために米国民に課税するのではなく、国民を潤すために外国に関税を課す」と話した。徴収にあたる「外国歳入庁」を新設する。
  • 中米のパナマ運河を「取り戻す」と重ねて強調した。