国会論戦「評価しない」54% 望ましい政権枠組み 「自公に野党協力」28%
https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20250224&ng=DGKKZO86930750U5A220C2PE8000
【コメント】
  • 今朝の朝刊で世論調査の結果が掲載されていました。国会の活動の評価ですが、評価しないが過半数を超えるという結果でした。
  • 少数与党政権下で、野党の意見が反映される国会運営がされている状況ですが、評価しないという意見が過半数を占めているという結果は少し驚きです。
  • ただよく考えると、国民は今の国会は「本質の議論」をしていないということを見抜いているからのだと思います。
  • つまり何度かここで述べましたが、特に維新と国民民主は次の参院選挙狙いの人気取り政策の議論に終始しており、中長期を見据えた議論が不足しているということです。その点、立民はバランスの取れた議論を自民党と行なっているように感じますが、自民党は予算成立に躍起になっていて、維新/国民民主のペースにハマってしまっています。
  • また、今国会でまだ議論がされていない点は、「政治とカネ」の問題です。野党(特に立民)は、安倍派の会計責任者の国会への出席を求めていますが自民党は応じていません。やはり自民党は腐り始めているのでしょうか?
【記事概要】
  • 日本経済新聞社とテレビ東京は21~23日の世論調査で、与野党の論戦をはじめとする国会の活動への評価を聞いた。「評価しない」が半数を超えた。
  • 国会の活動への評価を聞いたところ「評価しない」が54%で、「評価する」(36%)を上回った。自民党支持層だけでも「評価しない」が48%で、「評価する」(44%)より高かった。
  • どのような政権の枠組みがよいかをたずねた。少数与党の自民、公明両党の政権に野党が政策ごとに協力する形態が28%を占めた。
  • 「自公に野党が協力」への回答割合を政党支持層別にみると、自民党支持層、公明党支持層でいずれも4割を上回った。
  • 自公は日本維新の会と教育無償化や社会保障改革をテーマに政策協議をしてきた。維新の主張を踏まえて25年度予算案を修正する。予算案は維新が賛成に回り成立が確実になった。維新支持層の「自公に野党が協力」への回答比率は2割だった。
  • 今回の調査で維新と国民民主のそれぞれの支持層の連立入りを望む声が目立った。維新支持層の4割は「自公維の連立政権」と回答した。国民民主の支持層も3割が「自公国の連立」に賛成だった。
  • 立憲民主党の支持層は自民党との連立に消極的だ。「自民と立民の大連立」を求める立民支持層は27%だった。「野党による連立政権」(47%)を求める意見が多かった。
  • 石破首相に求める在職期間は「1年くらい」と答えた人が21%と最多で、「今年夏の参院選まで」が19%で続いた。