東京都議選、都民ファーストの会が第1党奪還 自民党は過去最低
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC0815G0Y5A600C2000000/
【コメント】
  • 昨日、都議会議員選挙が行われました。東京都民の皆さん、選挙には行かれましたか?
  • この選挙、来月の国勢選挙である参議院選挙の前哨戦と言われています。
  • 結果は予想通り、自民党が前回議席比激減、公明党も議席数を落とし保守連立は劣勢でした。
  • 一方で、都民ファーストが再度浮上、国民民主も前回無議席から9議席を獲得しています。
  • 自民党大敗の原因は、やはり「政治とカネ」。東京は地方と異なり絶対的な自民党支持基盤がないことから、浮動票が生活に密着した政党に流れたのだと思います。
  • 今回、自民党は「政治とカネ候補者」を公認から外しましたが、一部は無所属で当選をしています。この当選者は自民党が追認し党に引き入れる可能性がありますが、もしそんなことをすればますます自民党の信任は揺らぐと感じます。選挙前に「自民党員の資格なし」と判断しているのですから、その判断を覆すことはあってはならないと思います。
  • 来月、参議院選挙がありますが、自公の過半数割れの予感がします。
【記事概要】
  • 22日に投票が行われた東京都議選(定数127)は小池百合子都知事が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」が第1党に返り咲いた。都議会最大勢力だった自民党は後退した。小池知事を支える都民フ、自民、公明党の「知事与党」勢力は過半数を維持した。
  • 42選挙区に295人が立候補した。期日前投票は172万9224人で2021年の前回から21%増え、過去最多を更新した。投票率は47.59%で前回を5.20ポイント上回った。
  • 都民フは現有26議席を上回り、31議席を獲得した。女性の有権者から強い支持を得た。政治資金パーティー収入の不記載問題が逆風となった自民は21議席にとどまり、都議選での獲得議席として過去最低となった。不記載問題を受けて非公認とした候補者ら3人を追加公認したが、現有の30議席から大きく落とした。
  • 22人を擁立した公明は9回連続の全員当選を目指したが、大田区と新宿区で議席を失った。小池都政への批判を強める立憲民主党は告示前勢力を上回り、共産党は退潮した。
  • 現有議席を持たない国民民主党や参政党は複数の議席を獲得した。地域政党の東京・生活者ネットワークも議席も確保した。
  • 選挙戦では物価高を受けた経済対策や住宅政策、子育て支援など福祉政策、首都直下型地震を想定した防災対策などが主な争点となった。
  • 東京都選挙管理委員会によると、6月12日時点の選挙人名簿登録者数は1155万1505人。