都議選、自民追加公認に批判 不記載議員含む3人 昨年衆院選では見送り
https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20250625&ng=DGKKZO89588470U5A620C2PD0000
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【コメント】
- 道理の通らないことをしてしまう自民党です。
- 自民党が都議会議員で当選した無所属議員を、当選と同時に「追加公認」しました。
- 「政治とカネ」で問題を起こした議員を一旦公認から外しておきながらの仕業です。
- 議員自身が問題を起こし、それに対し自民党は「党としては受け入れられない」ということで公認をしなかったにも関わらず、当選したから公認する(自民党議員として認める)という行為はなんとも理解に苦しみます。
- 「世間の常識」を理解できない自民党。いよいよ自民党は崩壊の道を辿っているのでしょうか?
【記事概要】
- 22日投開票の東京都議選で、自民党は無所属の3人を当選直後に追加公認した。このうち2人は政治資金問題で非公認とした候補だった。自民党の対応にSNSで批判が相次ぐ。2024年衆院選で非公認候補の追加公認を見送っており、対応が分かれた。
- 自民党は江戸川区の宇田川聡史氏と島部の三宅正彦氏を追加公認した。23日未明の党の開票センターで、追加公認が決まった2人の分も印刷された名札が用意されて、当選を祝う花をつける場面がみられた。
- 2人とも政治資金収支報告書への不記載が発覚し、自民党から公認を得られなかった。都議ら26人がそれぞれ代表を務めていた政党支部の報告書で最大300万円あまりのパーティー券収入の不記載があったことが判明していた。
- 追加公認された候補者は告示日に遡って公認候補の扱いになる。日本の選挙で追加公認は珍しくないものの、SNS上では「詐欺だ」「有権者をなめている」などとの批判が目立つ。
- 立憲民主党の小川淳也幹事長は24日の記者会見で「舌の根も乾かぬうちの追加公認とはいったい何のための非公認だったのか。非公認の偽装ではないか」と述べた。
- 自民党は当選した2人は有権者への説明責任を果たしたとして追加公認に理解を求める。井上信治都連会長は23日、記者団に「当選したということは非常に重いと評価した」と語った。
- 非公認候補は選挙で不利になりやすい。知名度の高い党議員による応援を受けにくかったり、ビラ配りといった選挙活動に制限があったりするからだ。自民党内の8種類ある処分の中で党員資格の停止に次ぐ4番目に重い扱いだ。
- 一方で自民党は24年衆院選で不記載があった萩生田光一元政調会長らを追加公認しなかった。党執行部内で追加公認論が浮上したが、野党からの批判にさらされるリスクが高く見送っていた。
- 非公認だった萩生田氏や離党して当選していた世耕弘成前参院幹事長らは代わりに衆院会派の「自民党・無所属の会」に入って他の自民党議員と行動をともにしている。
- 「政治とカネ」問題は都議選で自民敗北の一因になった。木原誠二選挙対策委員長は23日に「重く受け止めないといけない」と話した。自民は追加公認の3人を含めても都議選での獲得議席として過去最低の21議席にとどまった。
- 今回の都議選の結果は政治とカネの問題がまだ尾を引いていることを浮き彫りにした。
- 7月20日投開票の参院選には政治資金収支報告書に不記載があった参院議員10人以上が公認を受け立候補する予定だ。
- 自民は大半が政治倫理審査会に出席したことで説明責任を果たしたとしている。都議選での大敗を受け、改めて政治とカネの問題への対応が問われる可能性がある。