【コメント】
- 政治に関する最新の世論調査結果です。
- 最近の傾向通り石破首相の支持率は強固で、支持するとの回答は42%、前回調査が30%台でしたからグンと支持率は回復しています。
- 自民党内での石破首相批判とは裏腹に、総裁選前倒しを望まない民意は52%と半分以上です。しかし次の首相はとのアンケートでは石破首相は8%止まりでした。これは何を意味しているのか?わかりかねます。
- 次の首相に相応しい人は、高市氏と小泉氏の一騎打ちのようです。自民党内の総裁選となれば小泉氏が一歩リードですが、国民全般の支持は高市氏です。高市氏は財政拡大を明確に宣言しており、これは野党が提言している政策に似ています。国民の望む「物価高対策」への即応性が期待されているのでしょうか?
- 9月2日の自民党内の会合で、今後の報告性が明確になるとのことですが、、、果たしてそうでしょうか?
【記事概要】
- 日本経済新聞社とテレビ東京は8月29~31日に世論調査を実施した。石破茂内閣の支持率は42%と7月の前回調査から10ポイント上昇した。支持率が4割台に回復したのは2月(40%)以来となった。「支持しない」は53%だった。
- 昨年からの衆院選、東京都議選、参院選で敗れた石破首相に自民党内から退陣要求が相次いでいる。首相は続投の方針を崩していない。
- 同党は9月2日の両院議員総会で参院選の総括を報告したあと、同月上旬にも党総裁選を前倒しするか判断する。
- 今回の世論調査で前倒しの是非を聞いたところ「前倒しすべきだとは思わない」は52%を占めた。「前倒しすべきだ」が39%にとどまった。
- 内閣を支持する理由のトップは「人柄が信頼できる」(37%)、2位は「自民党中心の内閣だから」(22%)だった。支持しない理由は「政策が悪い」(38%)が最多で、「指導力がない」「政府や党の運営の仕方が悪い」(いずれも32%)が続いた。
- 「首相に優先的に処理してほしい政策課題」を複数回答でたずねた。「物価対策」が49%と最も多かった。次いで「子育て・教育・少子化対策」と「経済成長」がいずれも29%にのぼった。
- 政党支持率は自民党28%(7月は24%)、国民民主党11%(同12%)、参政党11%(同13%)、立憲民主党7%(同9%)、特定の支持政党を持たない無党派層は20%(同17%)となった。