全世界指数、日本銘柄11減 MSCI、JALや東急除外https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20260514&ng=DGKKZO96219680T10C26A5DTE000

【コメント】

  • 日経平均は昨日初めて終値で63,000円台に乗せました。7日以来、4営業日ぶりに最高値を更新しましたが上昇ピッチは非常に早いです。Ai関連銘柄に加え決算発表で2027年3月期の好業績見通しを示した銘柄を中心に買いが広がったようです。
  • 一方で、投資信託オルカンのベースとなっている全世界株指数「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)」の組み入れ銘柄が見直され、日本株が11銘柄減らされたとのことです。3銘柄が新たに採用はされましたが、14銘柄が除外となったようです。全世界株指数の日本株組入は168銘柄になり、日本株の時価総額比率も5%程度にとどまっています。
  • 日経平均が最高値を更新している中で全世界株指数から日本株の除外が多い理由は、「世界的な株高に日本株の上昇が追いついていない」ことにつきます。
  • これをどう思うのかは、個々人で意見が分かれるところかと思います。(投資は自己責任で!)

【記事概要】

  • 株価指数算出大手の米MSCIは12日(日本時間13日早朝)、代表的な全世界株指数「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)」の組み入れ銘柄を見直し、日本株を11銘柄減らすと発表した。
  • ACWIは先進国や新興国ごとのスタンダード指数(大型、中型株が対象)で構成する指数。世界株の成長を享受できるとして日本でも連動する投資信託の人気が高い。MSCIはドルベースの時価総額順や株式の流動性なども踏まえ、四半期ごとに定期的に見直す。
  • 今回の見直しで日本航空や東急など14銘柄が除外された。古河電気工業三井金属など3銘柄が採用され、差し引きで日本株の組み入れ数は11銘柄減り、全体で168銘柄になった。
  • 構成銘柄は世界株の時価総額の上位85%をカバーするように大型銘柄から採用が決まる。上位の銘柄がさらに大きくなると、85%の枠が少なくなりボーダーライン上の企業は除外されやすくなる。近年は「マグニフィセント7」など米巨大テック企業の時価総額拡大が続き日本株の比率は低下基調にある。
  • 日経平均は4月以降、半導体関連企業の業績拡大から最高値更新が相次いだ。ただ米国市場でも人工知能(AI)事業の進展期待からアルファベットやアマゾン・ドット・コムなどの株価が上昇し、世界株市場における日本株の割合は伸びなかった。
  • 大和証券の橋本純一チーフクオンツアナリストは「半導体など一部の銘柄だけ上昇しても、幅広い企業で時価総額が増えなければ日本株の比率は高まらない」と指摘する。ACWIに採用されている日本株は2021年まで300銘柄以上あったが、減少傾向が続く。日本株の時価総額比率も5%程度にとどまる。
  • MSCIが算出する株式指数は世界の機関投資家が運用指標に使う。連動するパッシブ運用額は莫大で、銘柄の採否は個別株の需給に大きな影響を与える。採用銘柄数や日本株の割合が増えれば、市場の存在感が高まり海外マネーを呼び込むきっかけにもなる。