中傷動画、揺れる首相答弁 秘書と男性「面識なし」→「会ってない」 法案審議停滞の可能性https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20260612&ng=DGKKZO96861030R10C26A6PD0000
【コメント】
- 今朝は少し異なる話題を掲載しました。
- ネットなどでの誹謗中傷が問題になっている現在、高市首相自らが誹謗中傷に関与していたとなると大きな問題となります。
- 2月の衆院選で高市早苗首相の陣営が他の候補を誹謗中傷する動画の作成を依頼していたとの報道が4月末に週刊誌に掲載されて以来、国会で議論の対象になっています。
- 私も数回、野党と高市首相の質疑応答のやり取りを視聴しましたが、高市首相の答弁はスッキリしません。
- 今年2月という至近のことですし、議員秘書は綿密に仕事の内容を記録してあるわけですので、簡単にハッキリさせることができると感じます。
- このようなことで莫大な税金で運営されている国会の時間を浪費することは問題だと感じます。他の事ではかなりハッキリ迅速に進める高市首相ですので、本件についても同様の対応をお願いしたいところです。
【記事概要】
- 2月の衆院選で高市早苗首相の陣営が他の候補を誹謗(ひぼう)中傷する動画の作成を依頼していたとの報道を巡り、首相の答弁が揺れる。首相は自身の秘書と動画作成者の男性との面識はないと説明していた。発言を修正し「会っていない」などとも答えた。
- 中道改革連合の重徳和彦国会対策委員長は11日、自民党の梶山弘志国対委員長と国会内で会談し、秘書の参考人招致を求めた。梶山氏は回答を避けた。
- 自民党の磯崎仁彦参院国対委員長も同日、野党側に首相答弁の訂正内容を書面で提出すると伝えた。立憲民主党の斎藤嘉隆国対委員長は記者団に「取り消すだけで済む問題ではない」と話した。
- 首相の説明責任を巡り与野党の対立が強まれば、終盤国会の審議や政策遂行が停滞しかねない。首相は今国会で皇室典範改正や衆院議員の定数削減といった野党の協力が欠かせない課題を抱える。
- 動画問題は4月末に週刊文春が報道した。男性の証言として首相の秘書から相談を受け、生成AI(人工知能)を使って対立候補を批判する動画をつくり、SNSに投稿したと報じた。
- 首相は5月8日の参院本会議で報道を否定した。「事務所の職員に確認したが、他候補のネガティブな情報の発信は一切行っていないとの報告を受けている」と述べた。
- 11日には「私自身も地元の秘書も面識のない方だ」と明言した。自身の「流儀」として「決して対立候補の批判をしたことはないし、人格攻撃をしたこともない」と訴えた。
- これ以降、(1)男性と秘書は「面識」があったか(2)秘書が中傷動画の作成・拡散を依頼したか――が主な論点となった。
- 男性は18日、YouTube番組に出演し動画の作成や拡散を認め、秘書とは直接会わずオンライン会議をしたと証言した。首相は19日に記者団にこの件を問われると「お会いしたことのない方だ」と表現を変えた。
- 6月3日に週刊文春は男性と秘書のオンライン会議の音声を有料会員向けに公開した。翌日の衆院予算委員会で中道の伊佐進一氏が真偽をたずねた。首相は有料サイトだったことなどを理由に確認していないと答えた。
- 首相は5日の参院予算委で音声を確認した上で「秘書本人かどうか判断するのは難しい」と語った。会議の内容は中傷動画の作成・拡散についてでなかったと強調した。
- 自身が言及した「男性との面識」について軌道修正をはかった。「お会いしたことも、名刺を交換したこともないのは事実だ」と語った。
- 「面識とは何か」と問われ「ちゃんと相手とお会いして、相手が本当にそういう名前の人であるのか、どこに所属されているのか確認できることだ」と答えた。
- 7日には共同通信が男性の証言を報道した。報道によると、男性は自民党総裁選で生成AIで大量に動画を作成し、X(旧ツイッター)などでおよそ300個のアカウントを用意して拡散したと説明している。
- 首相は8日、記者団に「これまでの答弁は揺るがない」と強調した。「他の候補者への誹謗中傷は私の流儀でもないし、決してそれはやってない」と訴えた。
- 男性と秘書との「面識」について「実際にお会いして名刺交換して、相手の所属や氏名をちゃんと承知していることはない」とさらに発言した。
- 10日の衆院法務委で首相は秘書本人に文春が公開した音声を確認させ、「自分の声に似ているように思うが、確信は持てない」と返答を得たと説明した。
- 一方で秘書は「昨年、信頼できる方から紹介を受けた企業とのグループオンライン会議に参加し、国民の声を広く聞くために検討している企画の紹介を聞いたことはある」と話したという。男性と接点があるとうかがわせた。
