日経平均7万円、プロもまさかの急騰劇 大和は「年末8万円」新予想https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB191SI0Z10C26A6000000/
【コメント】
- まずは日本サッカー代表チーム、おめでとうございます。鬼門のW杯第二戦を4−0で快勝した事はかなりの日本人は想定外だったと思います。この4年で代表の皆さんは真の実力をあげた賜物でしょう!第三戦は今週金曜日です。
- 実力をあげたと言えば、日本の株価もでしょうか。日経平均は先週70,000円を突破し、一部の証券会社は2026年末の予想を80,000円に変更しました。
- AI半導体銘柄が日経平均全体を力強く引っ張っており、機関投資家は「日経平均が200日移動平均とこれほど離れたのは過去わずかしかなく、必ず調整してきた。タイミングは読めないが調整局面は来るはずだ」と言いつつ「株価の上昇スピードに違和感はあるが今はAI相場からは降りられない」とのコメントです。
- 株価は、EPS(1株あたり利益=利益/株数)とPER(1株あたり利益(EPS)の何倍まで買われているかの指標)の掛け算で決まります。
- 日経平均は相当な値上がりを見せていますが、EPSもPERも適正なのでしょうか? 真の実力かどうかは、将来になってみないとわからないところがサッカーと違い投資の不透明さですかね?(投資は自己責任で!)
【記事概要】
- 日経平均株価が前週18日に終値で初めて7万円台に乗せた。6万円から史上最短の2カ月足らずで大台を塗り替えた急騰は、株式市場のプロにもまさかの展開だった。証券会社からは人工知能(AI)相場の後を追うように目標の引き上げが相次いでいる。
高まる目線「企業業績に想定外の強さ」
- 「米国とイランの戦闘終結合意で日本企業の増益の確度が高まった」。大和証券は18日、日経平均の2026年末の予想を従来の6万7000円から8万円へ引き上げた。見通しづくりを担う坪井裕豪チーフストラテジストは「企業業績がこれほど強いとは想定外で、特にキオクシアホールディングの伸びは予想を超えていた」と話す。
- JPモルガン証券も同日付で、26年末の見通しを7万5000円(従来は7万円)に上方修正した。西原里江チーフ株式ストラテジストは「キオクシアや電線メーカー、半導体や半導体製造装置企業を中心に早い業績成長が実現しており、成長にはアップサイド(上振れ)リスクさえある」という。
- ベテラン投資家からも驚きの声が漏れた。日本株投資歴32年の仏コムジェスト・アセットマネジメントのポートフォリオ・マネジャー、リチャード・ケイ氏は「自分が生きている間に日経平均が7万円に行くとは思わなかった」と感慨深げだ。
- 野村証券の岡崎康平チーフ・マーケット・エコノミストのもとには国内の機関投資家から問い合わせが相次いでいる。「日経平均が下がったら買いたいがどこで買いを入れたらいいのかわからない」といった困惑が目立つという。「この相場上昇について行けている投資家は少ない」(岡崎氏)
日経平均、200日移動平均から3割上方に
- 前週末19日は米株式市場が祝日で休場のなか、日経平均先物は大阪取引所の夜間取引で上昇した。9月物は7万1850円と日中清算値を230円上回った。週明けも一段高をうかがいそうだが、指数の短期的な過熱ぶりには警戒感がさらに強まっている。
- 日経平均は長期トレンドを示す200日移動平均からの上方乖離(かいり)率が、19日に32.99%と13年5月以来の高水準になった。「買われすぎ」の目安とされるラインの20%を大きく上回る。
- GCIアセット・マネジメントの池田隆政シニア・ポートフォリオ・マネジャーは「日経平均が200日移動平均とこれほど離れたのは過去わずかしかなく、必ず調整してきた。タイミングは読めないが調整局面は来るはずだ」と話す。上方乖離率が今より大きかったのは朝鮮戦争特需に沸いた1952〜53年とアベノミクス相場の2013年しかない。
- キオクシア株は19日に前日比12%急騰し、日本企業で史上2社目の時価総額60兆円に近づいた(19日、東京都中央区)
24日に米マイクロン決算、ハードルは高まる
- AI・半導体関連株が相場を左右する展開は続きそうだ。24日にはキオクシアの同業である米マイクロン・テクノロジーが26年3〜5月期決算を発表する。同社の株価は5月末からの3週間で17%上げた。和キャピタルの村松一之運用本部部長は「市場の期待値は相当高くなっており一時的な調整が入ってもおかしくない」と語る。
- 米国ではウォーシュ米連邦準備理事会(FRB)新議長のもとで利上げ姿勢が示され、日銀も追加利上げに前向きだ。T&Dアセットマネジメントの浪岡宏チーフ・ストラテジストは「金融政策や金利水準を踏まえても株価は高すぎる。マクロ環境に投資家の目が向かないのは違和感がある」と話す。
- とはいえ機関投資家はついて行かざるを得ないのが実情だ。和キャピタルの村松氏は「株価の上昇スピードに違和感はあるが今はAI相場からは降りられない」とこぼす。シティグループ証券の阪上亮太株式ストラテジストは「実際に(企業の)利益は出ているのでゆがみやリスクを指摘しにくい相場だ」と指摘する。
- 業績拡大が株高の根拠になっている以上、その柱であるAI・半導体企業の成長スピードに少しでも疑念が出れば相場全体への悪影響も大きくなる。高値警戒感を抱きつつ上値余地を探る展開になりそうだ。
