家計の円売りのインパクトは?
  • 今朝の経済ニュースで円安について専門家が論評していた。
  • 新NISAでの円売りは24年度年間で少なく見積もっても約4.5兆円ある。これは23年度の約2倍の規模。
  • 一方で、23年度の経常収支は約2兆円の赤字であった。24年度は若干の黒字に転換することが見込まれるが、新NISAの導入の影響を加味すると、経常収支の赤字懸念は根強い。経常終始が赤字ならば論理的には円安。
  • すでに、日米金利差縮小の思惑は現在のドル円レートに織り込まれており、新たな円高要因がなければ、現在の140-150円のレベルは不変。
  • 方、今年は米国大統領選挙がある。大統領選挙の年には、現職大統領を中心に候補者は国民にお得感がある政策提言を行うとめ、傾向としては株高。これを考えると、更に日本から米国株への投資が膨らみ、円安を助長する可能性もある。(投資は自己責任で!)