物価高、家賃も動かす 指数25年ぶり上昇 昨年、資材高騰で維持費増 更新時増額も多く
https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20240410&ng=DGKKZO79912210Z00C24A4EA2000
  • インフレの影響が家賃にも出てきている。
  • 日本の家賃は「上がらない」というのがこれまでの常識であったが、それが変化しているとのこと。消費者物価指数(CPI)で賃貸住宅の家賃を示す指数が2023年に前年比0.1%上昇し、25年ぶりのプラス
  • 都市部などで賃上げや資材高騰で住宅の維持費用が増加していることが背景。新規賃貸契約だけでなく、契約更新時に家主が値上げを要請し、借り主も受け入れるケースが増えているそうだ。
  • マンションなど持ち家購入に二の足を踏む層が賃貸に流入し、賃貸価格を押し上げているとの解説。今後の日銀の追加利上げ次第では、変動型の住宅ローン金利の上昇を通じて、住宅保有コストが増加し、賃貸住宅の家賃にもさらに上昇圧力がかかる可能性もある。
  • 米国では、賃貸契約賃料が物価と連動する仕組みが一般的で、契約更新などのタイミングで家賃が上がる。これまでデフレだった日本はこの仕組みが働いていなかったが、今後インフレ基調が定着すれば、米国のように確実に家賃は上昇して行くと思われる。