米株「7強」にもろさ 中東・決算、持続力に関門
https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20240422&ng=DGKKZO80177990R20C24A4ENG000
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- 米国を代表するハイテク企業「マグニフィセント7」がここのところの株高をリードしてきたが、先週来、明らかに翳りが見えてきている。
- 「相場は全体的に上がるときが最も強く、一握りの優良銘柄だけが上がるときが最も脆弱だ」とのアナリストのコメントがあるが、今回の株高は「一握り」の企業が買われすぎによって演出されてきたようだ。
- きっかけは、18日発表した台湾積体電路製造(TSMC)の1~3月期決算。決算自体は好調だったが、失望を呼んだのは半導体業界全体の24年の生産予想。「10%以上の伸び」を「10%の伸び」に修正した。「以上」の文字が消えたことで、日本を含む半導体関連株に売りの波が広がり、19日には日経平均株価が1000円を超える急落となった。
- 今週、米ハイテク決算が発表されるが、これに世界の投資家が注目している。