5年後もっと豊か? 「YES」日本だけ半数割れ、2600人調査
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB105QB0Q4A211C2000000/
【コメント】
  • 日経がアンケート調査を発表しました。
  • 日本人は、5年後に豊かさは増していないと予想するが、「なんだかんだ幸せ」で「競争が少ない社会」を望んでいるようです。共感できるところはありますが、どうでしょうか?
  • 今年はありがとうございました。来年もよろしくお願いします。  良いお年をお迎えください!
【記事概要】
  • 日経電子版と日本経済新聞社の英語メディア「Nikkei Asia」の読者2645人にアンケート調査を実施した。
  • 日本だけ「5年後の豊かさ」期待できず
  • 日本では将来に不安を抱く人が多いことがわかった。5年後の生活が今より「豊かになる」と答えた日本の割合は43.8%で比較できる13カ国・地域で最も低かった。日本の読者からは、「物価高の先が見通せていない」(30代男性)や「温暖化や世界情勢の影響で、今より制約が増えると思う」(40代女性)と将来を悲観する声が多かった。
  • 年代別にみると日本の20代は6割が5年後の生活が「豊かになる」と予想し、半数を下回る他の世代と差が開いた。「景気が上向き始めている」(20代男性)や「確実に少しは給料が上がる」(20代女性)と、経済の好循環に期待を寄せた。
  • 世界全体の水準を示すNikkei Asiaの調査では71.7%の読者が将来の生活が豊かになると回答した。ベトナムが最も将来への期待が高く83.3%にのぼった。
  • 「なんだかんだ」幸せ
  • 「自国に生まれて幸せか」との問いには日本が89.3%、世界全体でも84.3%が「幸せだと感じる」と答えた。住む場所が違えど、多くの読者が今の生活に愛着を持っている。
  • 日本でのアンケートの自由回答で目立ったのが、「なんだかんだ」という表現だ。不満がないわけではないが、一定程度満足している様子がうかがえる。
  • 安定か競争か
  • 日本は60%が「競争が少ない会社」を選んでおり、世界(37.2%)と比べ安定志向なことがわかった。競争が少ない会社を選んだ人が最も多かったのはタイ(61.1%)だった。日本の読者の意見として、20代男性は「自分にそれほど卓越した能力がないと自覚しているから」との見方を示した。30代女性は「仕事で神経をすり減らしたくない」と回答した。
  • 中国より米国重視
  • 米国と中国はパートナーとしてどちらが重要か。この問いへの回答は日本と世界でくっきり分かれた。米国と答えた日本の読者は92.5%だったのに対して、世界の読者は67.9%にとどまった。