原油急伸でトリプル安 日経平均・国債・円 メタ株下落も重荷https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20260501&ng=DGKKZO96001070Q6A430C2DTD000

【コメント】

  • 原油のほぼ100%を輸入に頼っている日本が売られました。昨日は日本株・国債・円が総崩れでした。今朝も原油価格は100ドルを超えた状況が続いています。
  • これを踏まえ政府日銀は昨日夕方、為替介入を行い1ドル160円台から一気に155円台まで円高ドル安が進みました。財務省はかなり明確に「今から介入するから退避してね」とメッセージを発して介入を行いました。ここまで明確に為替介入の注意喚起してから行ったことは珍しく、ある意味為替市場にフェアに接した感があります。更に介入を行い150円レベルにもっていく可能性もあるので要注意です。
  • この為替介入は、政府が円を買ってドルを売ることにより、輸入企業の海外からの輸入を支援する効果があります。税金を使って為替介入を行ったのですから、輸入企業は円高を自社の利益に取り込まず、価格を下げ国民全体にメリットがあるように対応して欲しいと思います。
  • 国債が下落したということは金利が上昇しているということです。別記事にありますが、これにより住宅ローン金利が急騰しています。特に新たに住宅を購入し「固定金利」を選択するかたに直接的に影響があります。固定金利は5年前は1%を下回っていましたが現在は3%趙です。また変動金利も1%を超えるレベルに変更されています。
  • 昨日用事があって銀行を訪問しましたが、これからローンの支払いができずにマンションの投げ売りが出てくる懸念があり、加えて住宅ローンの銀行の貸付審査は厳しくなっており新規の購入者が限定されてくる可能性もあると言っていました。マンション価格は明らかにバブルの様相を呈しているそうです。(投資は自己責任で!)

【記事概要】

  • 30日の東京株式市場で日経平均株価は続落し、前営業日比632円54銭(1.06%)安の5万9284円92銭で終えた。下げ幅は一時900円を超えた。原油の先物相場が急伸し、インフレ懸念から日本株や日本国債、円が売られる「トリプル安」の様相だ。
  • 米メタプラットフォームズ株の下落も日本の人工知能(AI)・半導体関連株に波及した。
  • 30日の日経平均の下落は、祝日だった日本の29日を挟む2営業日間でニューヨーク原油先物相場が10%あまり大幅上昇したのがきっかけだ。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近6月物は日本時間30日の取引では一時1バレル110ドル台まで上昇した。日本の祝日前の27日には96ドル台で推移していた。
  • 資源の多くを中東からの輸入に頼る日本の企業業績には逆風として日本株が下げたほか、インフレ懸念から長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りは一時2.535%まで上昇し、売買高の多い「指標銘柄」が長期金利とされていた1997年6月以来約29年ぶりの高水準となった。
  • 円の対ドル相場も節目の1ドル=160円を割り込んだ。原油高を起点に日本株と日本国債、円が下落する「トリプル安」となった。
  • 米・イランの戦闘の早期終結に向けた機運は後退している。米ニュースサイトのアクシオスが29日に「トランプ米大統領はイランとの戦闘終結に向けた交渉を巡り、イランが示した提案を拒否する方針を示した」と報じた。海峡の封鎖が長引けば原油相場の高止まりは避けられそうになく、投資家心理を悪化させる要因になりやすいようだ。
  • 市場は米メタプラットフォームズが2026年1~3月期決算と同時に発表した26年12月期通期の設備投資計画の上方修正にも反応した。巨額投資への懸念から、日本時間30日の時間外取引でメタ株は一時7%あまり下落。アドバンテストなどが売りに押された。