会社の設立が完了したら、まずは銀行口座を開設したい!という方が多いのではないでしょうか?
弊社でも、クライアント様と会社設立の打ち合わせをする時に、経営上、銀行は三行開設するのが理想的ですとお伝えしています。
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経営者の方は会社の設立後、いくつかの銀行を渡り歩き、口座開設手続きに追われる事になります。
しかし、弊社のスタートアップのお客様を含め、多くの経営者の方から、銀行口座を開設できなかったというご相談を受けます。
口座開設が出来ない大きな理由は主に2つです。
①銀行側の手間になるから
②犯罪等防止のため
特に②については、昨今、他人名義や法人名義の銀行口座を利用した悪質な犯罪が増えている事等に鑑みて、設立間もない会社では、銀行口座を作らせてもらえない、という事が多いです。
そこで今回は、スムーズに口座開設が出来るように、設立前後で出来る対策を2部作で皆さまにお伝えします。
今回は、-第1弾 門前払いを避けるために- ですので、是非ご参考にしていただければ幸いです。
銀行側の手間
銀行側の手間‥
実はこれが理由で門前払いされるケースが多数です。
元メガバンクの行員や現役地方銀行員数人にお聞きしたところ、
「正直面倒なんだよね」と言う意見が一番多いです。
要は銀行側からしたら、単に銀行口座を開設してあげるのみでは利益にならないのです。
門前払いされない秘訣
上記で述べたように、銀行側からしたら単に法人口座を開設してあげるだけでは利益になりません。
そこで以下の事を考えましょう。
ネットバンキングに入る
これが1番シンプルかつ、無駄がないです。
ネットバンキングはPC等で残高照会をしたり、ネット上で振込、給与の支払いに便利な時間指定の振込等が出来るサービスで、とても便利なのでネットバンキングは利用する事をお勧めします。
ネットバンキングの使用で月額数千円の手数料を取っている銀行もありますが、
例えば、三菱東京UFJはBizStation Lightというプランであれば上記サービスが無料で使用できます。
ちなみに、ネットバンキングの契約を月○件ノルマ、としているような銀行も多いので、ネットバンキングも入ってくれるなら法人口座を作っても良い、という銀行も多いです。
取引が今後たくさんある事をアピールする
法人口座を開設しただけでは銀行の利益になりません。しかし、その口座内で取引があると銀行の利益になります。
なぜなら手数料があるからです。
その為、取引を沢山してくれる法人口座を銀行は作りたい訳です。
法人口座開設手続きの際に、どれくらいの取引がありますか?という質問欄がほぼ必ずありますので、当該箇所に記載をすると共に直接口頭でも取引がある事を伝えましょう!
今後、定期預金や外貨預金等のオプションサービスを検討している事を伝える。
理由は上記と同じです。
定期預金や外貨預金等をしてくれる法人は銀行にとって利益になります。
銀行員個人にとっても売上になりますので、場合によっては目の色を変えて口座開設に意欲的になるかもしれません。
口座開設時には契約しなくとも、今後そのようなサービスも検討しているという事をお伝えするのは有効な手段です。
最後に
今回は、断られない銀行口座の作り方 第1弾でした。
次回は、断られない銀行口座の作り方 -第2弾 悪徳な会社と判断されないために-
をお届けしますので、是非参考にしてください。
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